新人の私が伝えたい、Webマーケターの実際と未経験でもなれる方法
はじめまして。「キャリアの海」編集部のひがしです。
- Webマーケターってどんな仕事をしているの?
- Webマーケターになりたい
- 誰かのWebマーケター経験談を聞きたい
そんなことを思っているあなたへ、IT企業で実際に新人Webマーケターとして働いている私が、自分の経験も踏まえて情報をまとめてみました。
ひがしの自己紹介
▲列車の中から失礼します。
改めまして、こんにちは。ひがしです。
みなさんが今見ている「キャリアの海」。私は、このメディアの運営にWebマーケターという立場で携わっています。
上の写真でお気づきかもしれませんが、私は鉄道が好きです。
あまりにも鉄道が好きすぎてファンサイトを作っていたら、今度はWebのおもしろさにハマってしまいました。
そんなわけで、今は新人Webマーケターとしてお仕事させていただいています。
新人Webマーケターの仕事内容(一例)
自己紹介もほどほどに、さっそく本題へ……。
まずは、私が日々取り組んでいるWebマーケターとしてのお仕事をご紹介していきますね。
ちなみに、これはあくまでも「ひがしの場合」であって、世の中にたくさんいるWebマーケターが全員同じことをしているとは限りません。
あくまでも、ひとつの例として捉えていただければと思います。
記事の執筆・公開
Webメディアで重要なのは、「どんなコンテンツを揃えるか?」ということです。
どれだけ見た目が良くても、そこに何もコンテンツがなければ、空っぽの金庫と同じ。Webメディアとして成り立ちません。
そんなわけで、私の第一の使命は「コンテンツ=記事」を書いて公開することです。
記事を書くといっても、ただやみくもに好きなことを書けばいいというわけではありません。
「キャリアの海」は20代の生き方・働き方を考えるメディアと定義しています。なので、記事を書くときに……
生き方や働き方に悩んでいる20代は、どんな情報を求めているのだろう?
転職したい20代に対して、どういう情報を提供すればその人が幸せになれるだろうか?
……ということを想像します。
そして、「こういう人にこのような情報があれば役立つのではないか」という仮説を立てて、記事を作っていくのです。
実際の記事は、自分で何かをやってみた経験をもとに(この記事のように)書くこともあれば、転職・キャリアの専門家への取材をもとにして作っていくこともあります。
SNS (Twitter) の運用
記事を書いて公開するのは、Webメディア運営の第一歩。
たとえ良い記事を書いても、それを読んでもらえなければ意味がありません。書いている側としてもちょっと悲しいです……。
そこで、良い記事をより多くの人に届けるためのツールとして、SNS (Twitter) を使って告知しています。
悩みや知りたいことを満たす内容をツイートするのは記事執筆と同じですが、Twitterには文字数の制限があります。
140文字で伝えたいことをしっかり伝えられるか?というところがけっこう難しいな……と思います。
ちなみに、記事の更新情報や転職・キャリアに役立つ情報を発信している「キャリアの海」公式Twitterアカウントはこちら。
Follow @career_ocean1
現在600人近くの方にフォローしていただいています。ありがとうございます!
メディアの現状分析と改善
3つ目にご紹介するのが、メディアの分析改善です。
言葉の響きからして、いちばんマーケターっぽい仕事というイメージがあるかもしれません。
あなたが「キャリアの海」にアクセスして記事を読んでくれると、
- どういう経路でこのサイトに来たか
- どのページにアクセスしたか
- この記事をどれくらいじっくり読んだか
……などのデータが私たちの元に集まってきます。
これらのデータからメディアの課題を洗い出して、その課題を改善するところまで取り組んでいきます。
(念のため言っておくと、このデータで個人が特定できるわけではないのでご安心ください……)
ちなみに、「キャリアの海」は今年の9月にリリースしました。改善施策をガンガン回していくのはこれからになりそうです。
働いて分かった4つの気づき
ここまで、私が日々取り組んでいる業務を簡単にご紹介しました。
ここからは、実際に働いて分かった「Webマーケター」という職種の実際について。気づいたことや「こういう人は向いているかも」ということをお話しします。
①知識は無くても大丈夫
Webマーケティングというと、それ自体がカタカナ言葉なこともあって「なんか難しそう……」というイメージを持ってしまうことも多いかもしれません。
でも、そんなに構えなくても大丈夫ですよ!
半年前にWebの知識がほぼゼロの状態で入社した私の同期は、今や自分のWebサイトを作るくらいまでになりました。
未経験から転職してきた方もけっこういます。
学ぶ意欲さえ持っていれば、基本的なことは十分マスターできると思いますね。
②幅広い担当分野
あなたにひとつ質問です。「Webマーケティング」ってどこからどこまでのことを指すと思いますか?
言ってしまえば、Webが関係してくるマーケティング施策は全て「Webマーケティング」と捉えることができます。
あなたが今見ているこのメディアも、ときどき目にするバナー広告も、SNSも、YouTubeなどの動画も、広く捉えるなら「Webマーケティング」です。
それゆえ、(会社にもよりますが)ひとりのWebマーケターが担当する領域はかなり幅広いです。
「幅広くいろいろなことに取り組みたい」という人にはもってこいの職種といえますね。
③スマートそうに見えて実は地道
Webに限らず、マーケターというと何となく「カッコいい」とか「スマートそう」というイメージがあるような気がします。
なぜカッコよく見えるか?というと、地道な作業を積み重ねて着実に成果を出しているからだな、というのが私の見解です。
マーケターを取り巻く環境は日々変化し続けています。例えば、アクセス数が増えたり減ったり、Google検索の順位が上がったり下がったり……。
先月まではこの施策で成果が出ていたのに、今月はめっきり成果が出ない、ということもザラにあります。
だからこそ、日々の環境変化にアンテナを立てて、いろいろな取り組みを地道に試してみることが求められると思います。
④やり抜く力が必要
③とも共通点があるのですが、マーケターには「やり抜く力」がとても大切だと感じます。
マーケティング施策の多くは、1回や2回やっただけで効果が出るものではありません。
もちろん、施策そのものの仮説が正しいかどうかを問うべき場面もありますが、それなりの効果が出てくるまで愚直に施策をやり抜く、という姿勢も大事になってくるなと思います。
熱しやすく冷めやすい性格の人にはちょっと窮屈かもしれません。
Webマーケターになるには?
ここまで、私が思う「Webマーケターの実際」をお伝えしてきました。
「Webマーケターになりたくなってきた……!」
「自分、意外とWebマーケターに向いているかも?」
そんなあなたのために、Webマーケターになるためにはどうすればいいのか? その方法をご紹介します。
新卒でWebマーケター職に応募する
大学生や専門学生の方は、就活がWebマーケターになる第一のチャンスです。
新卒採用は、職種を問わずに人数をまとめて採用する「一括採用」が一般的です。このような採用方法の企業では、マーケターになれるかどうかは配属次第。
面接や面談の場で「自分はマーケターになりたい」「マーケターとして活躍できる素質がある」ということをアピールすることはできますが、それが必ずしも聞き入れられるとは限りません。
ただ近年は、新卒時から職種をある程度限定して採用をおこなっている企業も増えてきています。
例えば、リクルートでは職種を大きく5つに分けて募集しています。就活の際にこういった企業の採用選考を受けてみるのはひとつの手段といえますね。
転職エージェントを使ってWebマーケターに転職
すでに企業にお勤めの方は、今の職種からWebマーケターへ転職することになります。
「リクナビNEXT」「マイナビ転職」などの転職サイトを使って自力で転職活動をしても良いと思います。
しかし、未経験の職種へ転職するとなると、自己PRや志望動機をどうすればいいのか分からないのではないでしょうか……?
そんなあなたには、転職のプロ・転職エージェントを使って転職するのをおすすめします。
転職エージェントを使うと…
- Webマーケターとして働くにあたってどんな準備をすべきか教えてくれる
- 履歴書や職務経歴書の添削、面接の指導をしてくれる
- 面接で伝えきれなかったあなたのポテンシャルを企業側に伝えてくれる
「キャリアの海」編集部のメンバーにも、実際に異業種から転職してきた先輩がいます。
話を聞いてみると、エージェントを使って転職してきたとのこと。
先輩の話を聞きながら、未経験からWebマーケターを目指すなら私もたぶん転職エージェントを使うな……と思いました。
ちなみに、「大手」と言われる転職エージェントはいくつかあるのですが、「キャリアの海」編集部のリサーチによると、Webマーケターの求人がいちばん多く集まっているのはリクルートエージェントでした。
「Webマーケターとして活躍するキャリアも良さそうだな」と思ったあなたは、情報収集のつもりでdoda転職エージェントに登録してみると良いと思います。
Twitterでマーケティング感覚を身につける
最後にご紹介するのは、学生にも社会人の方にもできる方法。
それは、Twitterを使ってみることです。
Twitterには、マーケティング界隈で有名な方がたくさんいらっしゃいます。
こうした方々をまとめてフォローして、つぶやきをチェックしていくだけでも、学びを得ることができます。
学びをさらに大きくするには、あなた自身がTwitterで情報発信していくことをおすすめします。
「マーケティングやりたいです!」
と言う人には、
「とりあえず、Twitterでフォロワー1,000人目指してやってみるといい」
と言うようにしている。
3C分析してコンテンツ作って計測してPDCA回し続ける体験を、無料でできる環境はそうそうないから、使い倒すのがよろし。
— ひらやま | cotree COO (@yhkzk) October 27, 2019
どんな人に向けて情報発信しよう?どんな情報を発信していいこうか?と考えて、実際につぶやいてみる。
つぶやきへの反応を見ながら、発信する内容を少しずつチューニングしていく……。
このサイクルは、マーケティングそのもの。私自身も、失敗を繰り返しながらTwitterでいろいろ試しています。
地道にやり続けるのは大変ですが、上手くいくとリプライや「いいね!」で目に見える反応が返ってくるのはモチベーションになるなーと思います。
ぜひ、洗顔や歯磨きのように習慣化して、あなたのマーケティング感覚を磨いていってくださいね。