まずは休んで。仕事に「やりがい」がないあなたに知ってほしいこと
仕事をしながら日々感じているモヤモヤっとした感情。
それは、あなたの仕事に対する「やりがい」がないからかも知れません。
やりがいを見いだせていないままズルズルと仕事をしていると、精神的に辛くなってしまいます。
そこで、仕事へのやりがいでお悩みのあなたのために、ココロの処方箋を差し上げます。
無理に行動を押し付けることはないので、安心して読み進めてみてくださいね。
目次
もしかしてこんな気持ち?仕事にやりがいを見いだせていない例
あなたは今、仕事に対してこのような気持ちを感じてはいませんか?
あなたの今の気持ちに近いものを、下の中からタップしてみましょう。
あなたが仕事から「やりがい」を感じられていないから、このような気持ちになってしまっているのかも知れません。
どうしてあなたがこんな気持ちになってしまっているのか、一つずつご説明していきますね。
仕事の成果を認めてもらえていない
仕事は、頑張ってもなかなか成果が出ないことがあります。
だからこそ、頑張って成果を出したのなら、その成果をしっかり評価してほしいですよね。
「自分のほうがあの人より頑張っているはずなのに、あの人のほうが自分より先に昇進した…」
「いつまで経っても給料が上がらない…」
自分が出した成果に対して正当な評価をもらえていない状態で、仕事に対するモチベーションを保ち続けるのは、誰でも難しいものです。
他人の役に立っている感じがしない
仕事のやりがいの大きな部分を占めるのが「他の人の役に立っている」という感覚です。
あなたの仕事が、同じ会社の人を、あるいは自社のお客様をよりよくするために役立っている……という実感がないと、仕事に対してやりがいを感じられなくなってしまいますよね。
最近「ありがとう」といった感謝の言葉をもらったのはいつ頃でしたか?
「ありがとう」と積極的に言ってくれる人が少ない環境では、あなたが仕事で貢献しているのに、その実感を得にくくなってしまいます。
目指すべき目標がない
人間は、やりたいこと・ありたい姿があるからこそ、やる気になって行動します。
あなたは、これまで何かに熱中した経験はありませんか?
勉強に精を出してきた人もいるでしょうし、ゲームにドハマリして一晩中やり込んだ人もいるでしょう。
そのとき、あなたは意識していなかったかもしれませんが「テストで100点を取ること」や「ゲームのボスキャラを倒すこと」という目標があなたにはあったはずです。
これと同じことは仕事でも言えます。
会社の理念でも良いですし、職場にいる憧れの先輩社員や優秀なライバルでも良いのですが、あなたが自分から「この目標のために動きたい!」「この人みたいになりたい!」と思えるものがない状態では、やりがいは生まれにくくなってしまいます。
仕事で失敗が続いている
仕事がうまくいかず、毎日失敗の連続……。
「今日もまた失敗して上司に怒鳴られるのか…」と考えただけで気が滅入ってしまいますよね。
目標が設定されていれば、なおさら目標や理想と現状とのギャップに目がいって、仕事に対する自信をなくしてしまいます。
失敗から学ぼうとはよく言われますが、失敗続きで萎えている状態からパチっと気持ちを切り替えるのはなかなか難しいですよね……。
現在の仕事に飽きてしまった
仕事をある程度続けていると、次第に仕事に慣れてきます。
慣れること自体は非常に良いのですが、おそらく今あなたを襲っているのは「飽き」という気持ちではないでしょうか。
これが趣味であれば、簡単にやめたりやることを変えたりできますが、仕事となると話は別。
あなたも好き好んで飽きているわけではないのに、周りの視線は痛く突き刺さり、しっかり仕事しなくちゃ…という罪悪感はこみ上げてきて……。
余計に何もしたくなくなってしまいますよね。
やりがいのない仕事を続けるとどうなってしまう?
今、こうして記事を見ているあなたは、
やりがいのなさには悩んでいるけれど、いきなり仕事を辞めるなどの行動に移すほどの度胸はないし、その行動が正しいかも分からない…
こんな状況ではないかと思います。
ただ、そのモヤモヤした気持ちをずっと抱え込んだまま仕事をしていると、あなた自身にとってあまり良くありません。
精神的に辛くなる
今、もうすでに仕事へのやりがいについてモヤモヤしているあなた。
そのまま数年、あるいは定年まで働き続けるのか……と思うと、そのモヤモヤがさらに大きくなって、今よりももっと精神的に辛い「うつ」の状態になってしまう可能性があります。
中には、家族を養うために働いている人もいらっしゃると思います。
家族や子供には弱い姿を見せられないですよね。
だからといって、自分の気持ちを押さえ込んでいればいるほど、そのストレスが精神に負担をかけてしまいます。
あなたの成長の伸びしろを狭めてしまう
今の仕事に飽きがきてしまい、やりがいを見出だせていない状態では、「何か新しいことにチャレンジしてみよう」という風にはなかなかなりにくいですよね。
そうすると、あなたが内に秘めている「成長の原石」を十分に磨いて活かすことができません。
やりがいを持てていない状態では仕事への取り組み方が変わってきてしまうので、同じ期間で比べてみたとき、同僚よりもスキルアップや昇進・昇給に差が生まれてしまいます。
昇進や昇給が遅いことで、あなたはさらにやりがいや自信を失って……と、負の悪循環に足を取られてしまいます。
周囲の人にも悪影響を与える
ここまでの2つはあなた自身のことでしたが、やりがいの感じられない仕事をズルズル続けていると、あなたの周りにいる人にまで悪い影響を与えてしまうことがあります。
自分のモヤモヤだけで精一杯で、他人のことまで考えていられないよ……という気持ちはよく分かるのですが、こういうリスクもあるので一応ご紹介しておきます。
会社で仕事をしている方なら、誰か他の人と関わることがあると思います。
数人~十数人のグループの中で働いている人も多いのではないでしょうか。
周囲の同僚や後輩が、あなたを見て「あの人がこうなんだから、私もそれに合わせよう」と仕事をサボり始めてしまい、業績が落ちてしまうかもしれません。
そうでなくても、あなたが辛そうな顔をして、ため息をつきながら働くことで、チームや会社の雰囲気が悪くなってしまうこともあり得ます。
無理して動き出す必要はない。まずは休息を取ろう
これまで見てきたように、あなたがやりがいを感じられないまま仕事を続けるのは、あなた自身だけでなく周囲の人間にも良くない影響を与えてしまうのです。
だからといって、あなたにいきなり
「そんな職場が辛いなら転職するしかありません!」
と無謀なことは言いません。
精神的に辛い状態で「転職する」という決断を下すのは、とても危険です。
転職は、あなたを取り巻く環境が大きく変わることを意味します。
新しい仕事、新しい人間関係に慣れていくには相当なエネルギーが必要です。
しかし、つらい気持ちのあなたに、そこまでのエネルギーが残っているでしょうか?
まずは休息を取って、今の仕事から少し離れてみましょう。
有給休暇があれば、数日申請してみてください。
休暇中には、仕事のことはできるだけ考えないようにして、自分の好きなことだけに時間を使いましょう。
この記事の最後では、今の状態から抜け出すための具体的な行動を紹介していますが、今は読まなくて良いです。
ここまで読んだら、この記事をブックマークに入れて、スマホの画面は閉じてしまいましょう。
そして、今日はいつもより早めに寝ることです。
やりがいのない現状から抜け出すには?取るべき4つの行動
最後にご紹介するのは、仕事へのやりがいの無さを脱却するために「何か行動を起こしてみたい」と考えている方へ向けた、3つの行動提案です。
行動することに対して不安が大きい方は、いきなり行動に移るのではなく、少し休んでから取り組んでみてください。
自分はどうなりたいのか考えてみる
紙とペンを用意したら、
- あなたはどんな人間ですか?
- どんなことに楽しさを感じますか?
- これまでに熱中したことのある物事は何ですか?
- どんな人になりたいですか?
こういったことを自分に問いかけて、思ったことを紙に書いていきましょう。
上記の質問に全て答えきってしまったら、「メモの魔力」(前田裕二 著)という本の巻末に付いている「自己分析1000問」にも取り組んでみてください。
実はこれ先輩の受け売りなんだ(笑)これ忘れると何のために仕事してるのか分からなくなっちゃうよね。会社のため?上司のため?いやいや、誰かのために働いてやりがいを得る(そんでそれに見合った給料貰う)ためだろっていう!仕事って自分を殺してまでする必要ないかなって。
— のん (@mn1stftisland) April 8, 2019
友人や専門家に相談してみる
行動する勇気が出てきたら、気を許せる友人に会って、今の気持ちを打ち明けてみましょう。
研修後、高校の友人と東京で飲んだ。相変わらずな話をしつつ、仕事にやりがいを感じないことや転職を考えてることを打ち明けた。昔は一方的に相談される側だったのに、今日は立場が逆。利害関係のない友人は大切だ。けど人間弱ると身近な人に頼るんだなとも感じた。
— はちよん (@rent_bf_st) July 10, 2019
論理的にまとめて話す必要はありません。変に気負わず、思ったことをポツポツと話していきましょう。
話しているだけで意外と気が楽になることもありますし、友人からアドバイスを貰えることもあります。
また、本格的なアドバイスを欲しい方には、有料になってしまいますがキャリアの専門家に相談できるサービスを使ってみると良いでしょう。
最近Twitterを中心に話題になっているのは「そうだんドットミー」。
60分9,800円などでカウンセリングを受けることができます。
他の部署に異動させてもらえないか相談する
最後にご紹介する2つは、上記まで試してみてもなかなか仕事にやりがいを感じられない場合に取るべき行動です。
この場合、あなたと仕事内容との相性が良くない可能性があります。
ただ、いきなり転職をするのは、あまりにも環境が変わりすぎるためおすすめしません。
まずは、社内の他の部署に異動させてもらえないか、上司の方に相談してみましょう。
仕事大変だし毎日残業当たり前だけど、異動前よりもずっと仕事のやりがいあるし楽しいよね
— いなかもん (@hironaga_inaka) December 12, 2019
最終手段としての転職活動
社内で異動を認めてくれなかったり、仕事環境に問題があって改善する見込みがなかったりするような場合には、やむなく転職することも視野に入れて行動していきましょう。
転職をするには、いくつかの方法があります。
今年の9月に転職しました。お給料が安くなりましたが、精神的にとても楽になりました。職場の人は良い人だし、仕事のやりがいもある。休みもちゃんと取れるようになりました。転職して良かったです。
— しのぶはお休み中 (@see_kznr) December 10, 2019
リクナビNEXTやマイナビ転職などの「転職サイト」よりも、必要に応じてアドバイザーを頼ることができる「転職エージェント」の利用が良いでしょう。
転職エージェントは複数社に登録するのが基本
転職エージェントは複数社に登録して利用するのが基本です。
ひとつのサービスを利用するよりも、沢山の求人を確認できますし、キャリアドバイザーの当たり外れがあるケースもあるからです。
そこで、おすすめの転職エージェントを3つ紹介しておきますので参考にしてください。
ビズリーチ
「ビズリーチ」は高年収の求人が多い転職エージェントです。
年収600万円以上の求人がほとんどであり、公式サイトによれば、年収1,000万円以上の求人が1/3を占めるとあります。
また、ビズリーチは他の転職エージョントとはことなり、「ヘッドハンター(企業に人材を紹介する人)」や「企業の人事担当者」から、直接スカウトを受けるという形になります。
そのため、登録だけしておいて好条件のスカウトがくるまで待つという使い方ができます。
ビズリーチについては、「ビズリーチに登録すべき人の5つの条件~こんな人は会員登録がおすすめ 」でもお伝えしています。
マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は20代~30代の若年層の求人に強い転職エージェントになります。
20代~30代向けの優良中小企業の求人が多く、中でもIT業界やメーカーの求人に強い印象です。
カウンセリングが非常に丁重であると口コミでも評判が良いです。
20代~30代なら登録しておいて損ありません。
マイナビエージェントについては、「マイナビエージェントの評判と活用のコツ【20代筆者が面談して検証】 」でも解説しています。
doda(デューダ)
「doda(デューダ)」はエンジニアの求人に強い転職エージェントです。
業界でもトップクラスの求人数があり、エンジニアの求人が全体の50%以上を占めています。
また、簡単に職務経歴書が作れる「レジュメビルダー」や、自分の市場価値がわかる「doda年収査定」といったユニークなサービスがあるのも特徴です。
Dodaについては、「【doda元社員が暴露】dodaの本当の評判と口コミに惑わされない活用術 」でもお伝え中です。
番外編
ミエルカコネクトは、Webマーケティング職に特化した業務委託マッチングサービスです。
業務委託なので転職しなくても他社の案件に関われるため、転職前の実績作りや、副業にも利用できます。
Webマーケティング職でキャリアアップを考えているなら、転職までは考えていない人にもおすすめのサービスです。
転職エージェントをもっと知りたい方へ
「キャリアの海」では、リクルートエージェントやdodaなど5つの転職エージェントをおすすめしています。
「転職エージェントってどんなサービス?」という部分から解説していますので、やむなく転職を考えている方は必ずチェックしておいてください。