転職エージェントの上手な断り方!【5シーン別例文付き】
転職エージェントの上手な断り方を、5シーン別に紹介します。
「紹介された求人情報が希望にそぐわない」
「転職エージェントを退会したい」
「他で内定が出たから、内定を辞退したい」
など、転職エージェントからの提案などを断る場面は少なくありません。
転職エージェント側は手厚いサポートをしてくれていたのに、その中で面接や内定を断るのは、少しばかり抵抗感がありますよね。
今回はそんな方のためにキャリアの海編集部が考案した、相手を不快にさせない上手な断り方を、注意点も含めて解説します。
それぞれメール・電話の例文付きで紹介しておりますので、ぜひ実際に断る際の参考にしてください。
なおこの記事は、国家資格「キャリアコンサルタント」の資格を持ち、実務経験もある専門家に監修をしていただいています。
転職エージェントの上手な断り方【5シーン別例文付き】
転職エージェントの上手な断り方やその内容は、転職活動の進捗によって変わります。
登録してからの、転職エージェントを使った転職活動はこの5シーンに分類されます。
(マイナビエージェント公式サイトをもとに筆者作成)
今回はこれらの5シーンに合わせて上手な断り方を、メールや電話の例文と一緒に紹介しますので、是非自分の進捗状況に合った断り方を見つけてくださいね。
「登録・面談」シーンでの断り方
転職エージェントに登録してから、程なくして転職エージェント側から電話がかかってきます。
この際にコンサルタントとの面談のスケジュールを組むことになるのですが、この時点で「日程が合わない」「やっぱり転職はまだいいや」と思うかもしれません。
基本的には退会手続きもメールか電話ですので、ここでは上手に断ることができるメール・電話の例文を解説します。
メールで断る場合
ここで断る際の大きな理由は、
- 日程が合わない
- やっぱり退会したい
この2つですので、これらに合わせて例文を紹介します。
日程が合わない場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
大変恐縮ですが、諸般の事情により、お願いしていた日程での面談に伺えなくなりました。
つきましては面談の日程変更をお願いしたく、メールを送らせて頂きました。
以下のいずれかの日程に、ご変更をお願いできませんでしょうか。
X月X日(X曜)14時~
Y月Y日(Y曜)終日
Z月Z日(Z曜)10時~12時
ご調整していただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願い致します。
──────────
キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
──────────
転職活動を休止したい場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
この度は一度転職活動を休止するため、貴社のエージェントサービスを退会させていただきたく、ご連絡差し上げました。
今回転職活動を休止しますが、今後一切転職をしないとは断言できません。
その際はまた~~様とお付き合いさせていただきたく存じます。
X月X日(X曜)14時~
Y月Y日(Y曜)終日
Z月Z日(Z曜)10時~12時
また機会がございましたら、引き続きよろしくお願い申し上げます。
──────────
キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
──────────
例文を2つ紹介しましたが、重要なポイントは「敬語をしっかり使う」、「感謝の気持ちを述べる」です。
相手も自分のために時間を使ってくれているという意識のもと、メールを送信しましょう。
電話で断る場合
電話で断る際、基本的にはメールと同じスタンスで構いません。
以下がその例文です。
今回面談を設定していただいていたのですが、どうしても外せない用事が入ってしまい、その日程には伺えなくなりました。
もしよろしければ、他の日程で面談をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
この度は面談を設定していただき、ありがとうございます。
せっかく面談を設定していただいていたのですが、この度転職活動を休止するため、お電話を差し上げました。
つきましては、エージェントサービスの退会手続きをお願いしてもよろしいでしょうか?
こちらから断る理由ははっきりと述べ、転職エージェント側から聞かれた質問にははっきりと答えましょう。
「求人紹介・応募」シーンでの断り方
「求人紹介・応募」のシーンで断る大きな理由は、「求人情報が自分の希望条件にそぐわない」です。
以下がメール・電話での断り方の例文です。
メールで断る場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
案件をご紹介いただきありがとうございます。
内容をチェックいたしました。
お手数をおかけしているにも関わらず、以下のような申し出をするのは誠に心苦しいです。
しかしながら今回ご紹介いただいた案件は、特に労働時間において、当方の希望条件とは異なるように感じました。
ご調整していただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
今後、以下のような条件に近い求人情報がございましたら、ご紹介していただけますと大変うれしく存じます。
★ココで自分が望んでいる希望の条件を具体的に書く★
もし当方の望む条件が厳しいようでしたら、ご指摘いただけますと幸いです。
今後とも、何卒宜しくお願いします。
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キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
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電話で断る場合
ここでの重要なポイントは、「自分の希望条件をはっきり伝える」ことです。
はっきり伝えることで、コンサルタントも皆さんに合った求人を探しやすく、転職活動をよりスムーズに進められるでしょう。
この度は多くの求人情報を紹介していただき、ありがとうございます。
お手数をおかけしている中大変申し訳無いのですが、今回紹介していただいた案件は、特に労働時間において私の希望条件とは異なるように感じました。
希望条件は「◯◯」とさせていただいたのですが、この条件により近い案件はご紹介いただけないでしょうか?
希望条件とそぐわず有耶無耶な中で転職活動を進めても、みなさんにとってはマイナスでしかありません。
失礼ではないだろうかと思うかもしれませんが、譲れない条件などははっきり伝えましょう。
また、譲れない条件だけ提示した場合、それを満たす求人が少ないゆえに、求人を紹介されなくなる可能性があります。
それを防ぐために、「譲れない条件」と「妥協しても良い条件」の両方を明確にしておくと良いでしょう。
「面接」シーンでの断り方
ここでは、「面接」シーンでの上手な断り方の例文を紹介します。
実は一次面接と二次以降の面接とで断り方は変わってくるので、それぞれ解説しますね。
メールで断る場合
一次面接で断る場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
この度はX月X日に面接を予定しておりました、株式会社●●商事の面接辞退をお願いしたく、メールを差し上げました。
理由としては、転職活動を進めるうちに労働時間・待遇などを考慮して、株式会社●●商事の志望度が低くなったことが挙げられます。
このまま面接を進めたとしても、入社する意志がございませんので、早めに辞退するべきだと判断いたしました。
このような結論となり、~~様には大変なご迷惑をお掛けしてしまうことを、大変申し訳なく思っておりますが、何卒ご了承いただけると幸いです。
また、企業の採用担当者様にも誠に申し訳ないと思っております旨、お伝えいただけると幸いです。
大変お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
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ここで重要なポイントは、「早めに連絡を差し上げた」ことをアピールすることです。
書類選考を進んだ一次面接で断るのは、企業からのコンサルタントの信頼が落ちることになります。
この結果、あなたの転職活動支援に影響が出る可能性があります。
しかし、はっきりとした理由と誠意があれば問題はありません。
「たとえ受けたとしても、入社しない可能性が高いので早めに断らせていただきたい」というスタンスを崩さないようにしましょう。
二次面接以降で断る場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
X月X日に面接を予定しておりました、株式会社●●商事の面接辞退をお願いしたく、メールを差し上げました。
理由は、株式会社●●商事の選考を進むうちに労働時間・待遇・内情などを考慮した結果、志望度が低くなったからです。
このような結論となり、大変申し訳ございません。
~~様にはお手数だけをおかけしてしまったことについて、深くお詫びを申し上げます。
また、企業の採用担当者様にも誠に申し訳ないと思っております旨、お伝えいただけると幸いです。
大変お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
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実は、一次面接よりも二次面接以降のほうが、断るのは比較的容易です。
理由は、「面接で採用担当者と出会ってギャップがあった」という理由が使えるからです。
かといって、歯に衣着せぬ言葉で断ってしまっては失礼にあたります。
そこで「一次面接で何がダメだったのか」を明確にした上で、誠意を持って断りましょう。
「何がダメだったのか」を明確にすることは、その後の転職活動における方向性を定めるのに非常に役立ちます。
伝えるのは多少ハードかもしれませんが、思い切って伝えましょう。
電話で断る場合
この度は×月×日に一次面接を予定しておりました、株式会社▲▲の面接辞退をお願いしたく、お電話を差し上げました。
理由は、労働時間・待遇などを考慮して、株式会社▲▲の志望度が低くなったからです。
このまま選考を進んだとしても入社する可能性が低いので、早めに辞退するべきだと判断いたしました。
◯◯様には大変なご迷惑をお掛けしてしまうことを、大変申し訳なく思っておりますが、面接辞退の手続きをお願いしてもよろしいでしょうか。
この度は×月×日に二次面接を予定しておりました、株式会社▲▲の面接辞退をお願いしたく、お電話を差し上げました。
理由は、株式会社▲▲の選考を進むうちに待遇・内情などを考慮した結果、志望度が低くなったからです。
〇〇様には大変お手数をおかけしていて申し訳ありませんが、面接辞退の手続きをお願いしてもよろしいでしょうか。
基本的に伝えるべき内容はメールと変わりませんが、面談や求人紹介を断る際よりも注意が必要です。
選考が進んできている以上、多方面に迷惑をかける事になりますので、より誠意を出していきましょう。
「面接」での段階でやってはいけないこととして挙げられるのが、「面接を受けている企業に直接連絡すること」です。
面接を辞退する連絡は必ず転職エージェントに入れましょう。
「内定」シーンでの断り方
ここでは、内定をもらった後の上手な断り方を解説します。
しかしいきなり内定辞退の連絡をする前に、まずは「他の内定先と悩んでいる」などの悩みをコンサルタントに連絡するのをおすすめします。
基本的にコンサルタント側は自分を介して転職が成立してほしいと考えていますが、転職のプロのアドバイスを受けられるのは非常にありがたいことですので、ぜひ悩みを打ち明けてみましょう。
メールで断る場合
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
先日内定をもらった株式会社●●商事様につきまして、大変心苦しいですが内定を辞退させていただきたく、メールを差し上げました。
理由といたしましては、別の転職サービスを経由して応募していた企業様からも内定を受け、そちらに入社することを決心したからです。
●●商事は大変魅力的でしたが、業務内容・待遇・内情などを考慮した結果、他企業様に入社することを決めました。
~~様にはこれまでの転職活動において、全面的にサポートしていただいたにもかかわらず、お手間をおかけしてしまいましたことを、深くお詫びを申し上げます。
何卒宜しくお願い致します。
──────────
キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
──────────
重要なポイントは、「大変申し訳ないのですが」とアピールすることです。
本来複数の内定先から選ぶのは、転職市場では当たり前のことなので、それほど気にする必要はありません。
転職エージェントもそのつもりでサポートをしていますが、これまで手厚いサポートをしてくれたことには変わりませんので、その感謝の気持ちと、内定を辞退する謝罪の気持ちはしっかり伝えましょう。
電話で断る場合
先日内定をもらった株式会社▲▲様につきまして、大変心苦しいですが内定を辞退させていただきたく、お電話を差し上げました。
理由は、別の転職サービスを経由して応募していた企業様からも内定を受け、そちらに入社することを決心したからです。
◯◯様には全面的なサポートをしていただいている中、このような結果になって大変申し訳ないのですが、内定辞退の手続きをお願いしてもよろしいでしょうか?
ここでもメールと同様、感謝と謝罪の気持ちを述べることが大切です。
また、内定辞退の際には特にはっきりとした理由が必要ですので、具体的な理由もしっかり伝えましょう。
「入社」シーンでの断り方
実は、内定承諾後の段階で「入社」を断るのは非常に重いことであると理解しておきましょう。
大手転職エージェントであるdoda転職エージェントは、「会社の信頼を著しく損ねるような形で辞退した場合には、違法と判断されたり損害賠償を請求されたりすることもあり得ます」と述べています。
内定辞退だけをもって違法となる可能性は低いですが、会社の信頼を著しく損ねるような形で辞退した場合には、違法と判断されたり損害賠償を請求されたりすることもあり得ます。
ケースとして決して多くはないですが、内定を承諾したことによって、その人の入社を前提に会社が多額の設備投資などをしている場合などは、損害賠償を請求されることもあるでしょう。
とはいえ、皆さんに不本意な入社をされるのは企業や転職エージェントにとってもマイナスであり、何よりも自分のためにはなりませんので、どうしても入社を辞退したい場合は、はっきりとその旨を伝えましょう。
ただし、先述のように「内定承諾後の入社辞退」は非常に重いものですので、転職エージェントとの信頼関係にも影響が出ることを覚悟しておきましょう。
メールでの断り方
◯◯(転職エージェント名)株式会社 ~~様
いつもお世話になっております。
キャリア太郎です。
先日内定承諾を行った株式会社●●商事ですが、内定を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。
一度内定を承諾していながら、このような身勝手な決断をしてしまい、誠に申し訳ございません。
仕事内容・待遇・内情などを考慮し、このような結論となったこと、~~様には大変申し訳ないと感じております。
身勝手極まりない決断だと存じておりますが、何卒よろしくお願いいたします。
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キャリア 太郎
〒123-4567
東京都□□区■■1-2-3
Phone: 090-XXXX-XXXX
Mail: XXX@XXX.jp
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ここではどのシーンよりも深い謝罪の意思を示さなければなりません。
また、内定辞退の意思を固めた場合はすぐに連絡を入れましょう。連絡は早いに越したことはありません。
電話での断り方
先日内定承諾を行った株式会社▲▲様につきまして、大変心苦しいですが内定を辞退させていただきたく、お電話を差し上げました。
待遇・内情などを考慮し、このような結論となったこと、深くお詫びを申し上げます。
〇〇様には全面的なサポートをしていただいている中、このような結果になって大変申し訳ないのですが、内定辞退の手続きをお願いしてもよろしいでしょうか?
企業や転職エージェント側にとっても、内定承諾後の辞退は嫌なことである、ということを頭に入れておきましょう。
断りを入れる対象であるコンサルタントは、採用企業に内定承諾後辞退の旨を、明確な理由とともに伝えなければなりません。
そのため、断る際は辞退する理由も明確に伝えましょう。
転職エージェントを断る良い方法はメール?電話?
これまでメール・電話での断り方をシーン別に紹介してきました。
よく「断る際はメールが一番いい」と言われますが、結論としては「メールだけでなく、電話も使うべき」だと言えます。
なぜなら、メールでの断り方にメリットが有るのと同様に、電話での断り方にもメリットがあるからです。
断り方のもう1つの方法として「対面で断る」がありますので、これら3つを比較してみましょう。
評価軸としては、「誠意の伝わりやすさ」「手軽さ」「スピード感」です。
誠意の伝わりやすさ | 手軽さ | スピード感 | |
---|---|---|---|
メール | ◯ | ◎ | ◯ |
電話 | ◎ | ◯ | ◎ |
対面 | ◎ | △ | △ |
この表からもわかるとおり、メールで断る際の最大のメリットは「手軽さ」です。
コンサルタントと顔を合わせる必要がないため、心理的負担が少ない状態で断ることができます。
文章次第でしっかりと誠意も伝わりますので、先ほど紹介したメール例文をぜひ活用しましょう。
一方で、メールで連絡してもすぐにコンサルタントがメールを確認するかどうかわからないので、「スピード感」に関しては電話での断り方よりも一歩劣ると言えます。
電話で断る際の最大のメリットは「誠意の伝わりやすさ」「スピード感」です。
実際に声を相手に聞いてもらえるため、自分が考えていることや謝罪の気持ちなどを明確に伝えやすく、相手の誤解を生み出しにくいです。
また、電話をかけると高確率ですぐに出てくれるので、「断りたい」と思えばすぐにその意思を相手に伝えられます。
ただし、相手の営業時間内には注意が必要です。
良くも悪くも実際に声を交わすので、メールよりは心理的負担がやや大きいと言えるかもしれません。
「選考だけでもどうですか」など、ワンプッシュとして言われるかもしれませんが、そういった事態を避けたいならメールで断るのがいいでしょう。
そうでなければ、誠意が伝わりやすく、スピード感もある電話で断るのをおすすめします。
対面に関しては誠意が伝わりますが、コンサルタントとの予定を決めなければいけませんし、すぐに断る意思を伝えられません。
そのため、誠意を伝える手段としては電話の方が効率的ですので、「対面で断るなら電話のほうがいい」と言えますね。
転職エージェントの断り方に関する注意点
ここでは転職エージェントを断る際に注意しておくべき点を以下のようにいくつかピックアップしました。
- 相手は失礼だと感じることがある
- 無視・放置は絶対にNG
- 断る理由は、嘘をつかずにはっきりと伝える
ここで挙げる注意点は全シーン共通しているものですので、ぜひ皆さんに参考にしていただければと思います。
1. 相手は失礼だと感じることがある
転職エージェントのサポートや、企業の面接を断ったりすると、相手は失礼だと感じる可能性があります。
それらを断っても、基本的に断っても法的に罰せられることはありませんが、ぞんざいに扱っていいわけではなく、各方面に多大な迷惑をかけていることも事実です。
例えば面接を断ると、転職エージェントにとっては企業との信用問題に関わりますし、企業にとっては人材確保の再調整など、多大なコストがかかります。
転職エージェントを使った転職活動は、自分ひとりでは成り立っていないことを頭に入れておいてください。
常に「断る際には誠意を持って」ということを意識しましょう。
また、「コンサルタントとウマが合わない」という理由でサポートを断る際には、別手段として「担当者変更」を依頼できます。
早々にサポートを断る前に、一度転職エージェント会社のサポートに相談するのもいいですね。
2. 無視・放置は絶対にNG
転職エージェントのサポートや面接を断る際に、もう使わないからといって無視・放置は絶対にやめましょう。
断ることが転職エージェントに伝わっていないと、向こうは常に連絡をとって確認してきます。
その場しのぎで無視していても、度々連絡が来ます。
そして毎回煩わしい思いをするのは、他でもない皆さんです。
また転職エージェント側は、皆さんの連絡の履歴(メール・電話など)を残している場合があります。
それをチェックすれば、誰がどのタイミングで無視するようになったかなどをすぐに把握できます。
例えば、一度求人紹介を「無視」という形で断ったとしましょう。
次回同じ転職エージェントから求人を紹介してもらおうとしても、いい求人が紹介されないなど、サービスの質が低下する可能性があります。。
どんな場合においても、電話やメールで断るのにはストレスがかかりますが、無視や放置という形で引きずるのは皆さんにとって、もっとストレスがかかります。
断る意思がはっきりしている場合、早急に連絡を入れましょう。
3. 断る理由は、嘘をつかずにはっきり伝える
転職エージェントからのサポートや面接を断るときには、はっきりとその理由を伝えましょう。
転職エージェントは断られたとき、具体的な理由を知りたがっています。
具体的な理由を知ることで、転職エージェント側もそれ以降の求人紹介のマッチング率を高める方法を考えられるからです。
また、中にはエージェントからの連絡を断る「転職先が決まった」といった嘘をつく人もいますが、これは絶対にNGです。
「転職先が決まった」と言えば、確かに転職エージェントからの連絡は来なくなるかもしれません。
しかしサポートしてくれたことは事実ですので、それに対し嘘で返すのは非常に失礼だと言えます。
断る際は曖昧なことや嘘を言わず、はっきりと理由を伝えましょう。
転職活動自体は続けたい!という方はコチラ
いかがでしたか?
本記事で、「転職エージェントをなかなか断りづらい…」という方の後押しができればと考えております。
紹介した電話やメールの例文を上手く活用して、転職エージェントや企業に誠意を持って断りましょう。
また、「一度断ったけど、転職活動自体は続けたい!」という方のために、キャリアの海編集部はおすすめの転職エージェントを紹介しています。
断る理由の大部分は、「転職エージェントもしくは企業とのミスマッチ」でしょう。
以下から、自分の転職目的や求めるものに合わせて、転職エージェントを選んでくださいね。
おすすめ①マイナビエージェント
こんな人におすすめ!
・20代に最も信頼される転職エージェントにサポートを依頼したい人
マイナビエージェントは、登録者全体の約6割が25歳~35歳の若手社会人であり、20代が最も信頼する転職エージェントです。
求人数はリクルートエージェントほど多くはありません。
しかし、同世代から信頼される転職エージェントを使いたい人にとってはぜひ登録しておきたいですね。
おすすめ②リクルートエージェント
こんな人におすすめ!
・業界トップの求人数から転職先を選びたい人
リクルートエージェントは、転職エージェントの最大手として知られています。
保有する求人数は約320,000件(2019年12月時点)で業界トップ。
たくさんの選択肢から、求人を選びたい人はまずこちらから登録するのがおすすめですよ。
おすすめ③dodaエージェントサービス
こんな人におすすめ!
・便利なツールで、賢く転職活動を進めたい人
・スピード転職を狙いたい人
dodaエージェントサービスは、「年収査定」「レジュメビルダー」など、いくつもの便利なツールを展開している転職エージェントです。
便利なツールを駆使して、賢く転職活動を進めたい人や、スピード転職を実現したい人にはおすすめの転職エージェントです。(編集部メンバーも1ヶ月で転職に成功しました!)
おすすめ④type転職エージェント
こんな人におすすめ!
・関東圏に集中して転職活動を進めたい人
・IT/エンジニアで転職を狙いたい人
type転職エージェントは、一都三県に特化した転職エージェントです。
関東圏に集中して転職活動を進めたい人はもちろん、IT/エンジニア系に強いので、そこを中心に転職活動を進める人にもおすすめですよ。
おすすめ⑤BIZREACH(ビズリーチ)
こんな人におすすめ!
・ハイクラススカウトを狙いたい人
・本気で年収アップを狙いたい人
BIZREACH(ビズリーチ)は、ハイクラス求人を中心に扱う転職サービスです。
100,000件以上ある求人のうち、1/3以上が年収1,000万円以上となっています。
他とは違い有料プランも存在しますが、本気で年収アップしたい人には利用する価値アリです!
おすすめ⑥ウズキャリ
こんな人におすすめ!
・第二新卒・既卒から長く働ける企業に転職したい人
・転職活動をしながら、パソコンスキルなどを培いたい人
ウズキャリは、第二新卒・フリーター・既卒に特化した転職エージェントです。
他にも第二新卒向けのエージェントは多く存在しますが、その中でもサポートの手厚さが目を引きます。
20時間にもわたる手厚いサポートから、半年以内の離職率は5.5%に抑えられています。
コンサルタントとしっかり並走しつつ、長く働ける企業への転職を目指したい人におすすめですよ。