転職エージェントを使っての転職活動はバレる?実際にバレたケースも
現在勤める会社にバレることなく、転職活動を進めたいですよね。
穏便に転職活動をおこなうためにはどのような転職方法が良いのか、迷う人も多いでしょう。
そんなときの転職方法として、転職エージェントの利用をおすすめしています。
しかし、実際に転職エージェントを利用しながら転職を始めるにあたって、以下のような疑問点を持つ人が多くいます。
- 本当にバレないのか
- バレずに転職をおこなうにはどのような方法があるのか
- 最後まで隠し通すことはできるのか
そこで今回は、転職エージェントで現職にバレることなく転職活動をおこなえる理由を解説します。
また、転職エージェントで穏便に転職活動をおこなうコツと、バレずに転職を成功させた人の体験談もお伝えします。
この記事を参考にして、バレない転職を成功させましょう。
転職エージェントの利用がバレることがない2つの理由
転職エージェントを利用した転職活動は、なぜ現在勤めている会社に気づかれにくいのでしょうか。
それは、以下の2点の理由があります。
- キャリアアドバイザーが柔軟に対応してくれる
- 企業へ応募するのはキャリアコンサルタントを通す
理由①キャリアアドバイザーが柔軟に対応してくれる
転職エージェントは、キャリアアドバイザー(またはコンサルタント)と呼ばれている担当者を介して求人を紹介してもらえるサービスです。
アドバイザーは転職活動を知り尽くしたプロであり、転職活動がバレてしまう理由と、バレずに転職活動をおこなう方法を熟知しています。
また、過去にバレないように気を使って転職を成功させた事例を持っているアドバイザーもいます。
そのため、バレないように転職を希望していることを伝えれば、
- 同業他社でバレたらまずい企業を避けるように考慮する
- 企業との面接を土日にしてもらえないか交渉してくれる
- キャリアアドバイザーとの面談を電話にて遅い時間で対応してくれる
このような対応で、キャリアアドバイザーが柔軟に対応してくれます。
理由②企業へ応募する場合はキャリアアドバイザーを通す
通常の転職サイトは、企業側からスカウトするために、企業側があなたの職務内容の詳細や最終学歴などを見ることができます。
ですが、転職エージェントでは不必要な情報を企業側に提供しません。
転職エージェントの場合は、転職希望者にスカウトするのはキャリアアドバイザーです。
つまり、企業へ応募するのはアドバイザーを通すことになります。
ですから、アドバイザーを通して応募するまで企業側に情報が公開されることはありません。
この仕組みのおかげで、前職の取引先などの同業他社などを避けて選考を受けることも可能です。
転職エージェントで穏便に転職活動を進める2つのコツ
では、転職エージェントを利用して、バレることなく穏便に転職活動をおこなうためのコツをお伝えします。
コツは以下の2つです。
- 登録時に他のサービスの利用をしないようにする
- 余裕があるときに無理のない利用をする
登録時に他のサービスの利用をしないようにする
転職エージェントは、登録画面で、系列の転職サイトのスカウトサービスに登録する画面が表示される場合があります。
企業側からのスカウトも同時に受けることを可能にして、転職の間口を広げるためにそのようになっています。
ですが、スカウトサービスでは採用担当側に最終学歴などの情報が公開されてしまうので、スカウトサービスの登録は避けておかなければなりません。
登録の際には注意して、チェックボックスにむやみにチェックを入れないようにしましょう。
他の転職方法ではバレてしまうケースがある
転職サイトのスカウトサービスは、採用担当側に最終学歴などの情報がスカウトサービスでは公開されてしまいます。
これはつまり、転職サイトの利用では、些細なきっかけで利用がバレてしまう可能性があるということです。
転職エージェント以外の転職方法はバレてしまう要素が少しでも発生していることに留意しましょう。
余裕があるときに無理のない利用をする
転職エージェントは、平日の夜8時30分まで営業しているマイナビエージェントのように、遅くまで営業している転職エージェントもあります。
さらに、電話での面談に対応するなど、面談も柔軟に対応してくれます。
つまり、勤務中に抜け出したり、早退等をしたりしてまで面談をする必要はありません。
平日の遅い時間や土日などに面談をしたり、電話で面談してもらったりして無理のない利用をおこないましょう。
また、キャリアアドバイザーが企業側へ掛け合って面接の時間なども調整してくれるので、転職面接も無理のないスケジュールを組みましょう。
キャリアコンサルタントは、現在の職場にバレることがないように最大限の配慮をおこなってくれます。
どうしても心配なら、事前にキャリアアドバイザーに電話で相談しておいてもよいでしょう。
元求人媒体営業が聞いた転職活動がバレた人の代表例
筆者の前職は求人媒体の営業職でした。
前職では「バレずに転職活動をおこないたい」と希望している転職希望者を何度も目にしました。
ですが、転職活動がバレてしまって、転職活動に支障が出たという話も一部聞いたことがあります。
ここで、筆者が聞いた「転職活動がバレてしまったケース」をお伝えします。
- 社内で同僚と喋ってウワサになった
- 社内PCで閲覧履歴が残っていた
- 早退や有給の頻度が増えた
- SNSのアカウントを発見された
これらを反面教師として、同じような形にならないように注意しましょう。
社内で同僚と喋ってウワサになった
まずは、社内で同僚と喋っていて噂になったパターンです。
こちらは、同僚が周囲にバラしたわけではなく、社内で喋っていたために他人に話が聞こえてしまったという事例です。
転職活動を秘密にしておきたいなら、話をする場所に気を使う必要があるでしょう。
社内PCに閲覧履歴が残っていた
多くの企業が、社内で利用しているネットワークでどこにアクセスしたのか、閲覧履歴を全て把握できるようにしているはずです。
「閲覧履歴を見られることはない」と考えている人も多いかもしれません。
ですが、社内PCの閲覧履歴から転職に関する情報を閲覧しているのがバレて、転職を止められたという話を耳にしたことがあります。
社内PCのインターネットの閲覧履歴は常に監視されていると考えた方がいいでしょう。
転職エージェントのマイページは、Wi-Fiにつながずに自分のスマホでチェックすると安心です。
早退や有給の頻度が増えた
- 早退したことがなかった人が早退をした
- 有給がやけに多くなった
どちらも、社内の人に「あれ?辞めるのか?」と感じさせてしまう行動です。
会社の行き帰りなど、いつもの行動の中でさりげなく転職活動をおこなうことがバレない転職のコツです。
SNSのアカウントを発見された
近年SNSは重要な採用のツールの1つになっており、SNSでの採用も都市圏を中心に広がっています。
そこで、採用担当が採用専用のアカウントを作成することや、企業全体で公式アカウントを作ることも増えてきました。
つまりは、非公開アカウントでないアカウントを、業務の範囲として閲覧することが可能になっているということです。
実際に、企業全体の公式アカウントの管理者が転職希望者の転職専用のSNSのアカウントを発見した事例がありました。
社員のアカウントも非公開でなければ、見る権利があることも当然なので、SNSでうかつに転職活動について書くのは避けるべきです。
実際にバレずに転職エージェントを利用できた人の体験談
最後に、実際に勤めていた企業にバレることなく転職に成功した中田さん(仮名)の体験談をご紹介します。
私は、インターンでお世話になっていたIT系のベンチャー企業に新卒入社しました。
そのベンチャー企業では、入社したての頃から実際の業務に関わらることができました。
おかげで、入社2年目にはシステムエンジニアとしてある程度実力・自信がついていましたが、同時に「このスキルを他の企業で活かしたい」とも考えるようになりました。
ただ、その当時に新卒入社をしたのは私だけであり、社員数も10人以下の企業だったので、非常に退職しにくい環境でした。
そこで、誰にも悟られることなく転職活動をおこなうことを決意して、マイナビエージェントを利用してみました。
転職エージェントの利用は初めてで、現職にバレるようなら利用しないことを考えていました。
ですが、担当してくれたキャリアコンサルタントの方は、本当に丁寧に対応してくれて、転職エージェントから情報が漏れることはないことを説明してくれました。
特に急いで転職をしたいというわけではなかったので、遅い時間や、土日の選考に対応してくれる企業の選考に進んでいました。
そうして、半年後には内定を取得。SNSなどでも転職を匂わす発言はしなかったので、現職に退職を伝えたときには驚かれたぐらいでした。
転職エージェントは、こちらの希望を考慮した転職活動をサポートしてくれるサービスだと感じています。
転職エージェントで「バレない転職」を成功させよう
転職エージェントを使えば、バレない転職が可能です。
- 登録時に他のサービスの利用をしないようにする
- 無理のない利用をする
2つののコツをよく理解したうえで、バレないように細心の注意をはらい、転職エージェントでバレない転職を成功させましょう。
おすすめ①リクルートエージェント
こんな人におすすめ
・業界トップの求人数から転職先を選びたい人
リクルートエージェントは、転職エージェントの最大手として知られています。
保有する求人数は約320,000件(2019年12月時点)で業界トップ。
たくさんの選択肢から、求人を選びたい人はまずこちらから登録するのがおすすめですよ。
おすすめ②マイナビエージェント
こんな人におすすめ
・20代に最も信頼される転職エージェントにサポートを依頼したい人
マイナビエージェントは、登録者全体の約6割が25歳~35歳の若手社会人であり、20代が最も信頼する転職エージェントです。
求人数はリクルートエージェントほど多くはありません。
しかし、同世代から信頼される転職エージェントを使いたい人にとってはぜひ登録しておきたいですね。
おすすめ③dodaエージェントサービス
こんな人におすすめ
・便利なツールで、賢く転職活動を進めたい人
・スピード転職を狙いたい人
dodaエージェントサービスは、「年収査定」「レジュメビルダー」など、いくつもの便利なツールを展開している転職エージェントです。
便利なツールを駆使して、賢く転職活動を進めたい人や、スピード転職を実現したい人にはおすすめの転職エージェントです。(編集部メンバーも1ヶ月で転職に成功しました)