むかつく転職エージェントに当たってしまった!3つの対処法や理由を解説
転職エージェントを利用していると、むかついたり、不快な思いをさせられたりすることもありますよね。
実際に私自身も、転職についてプロに相談したい!と思い連絡をしたエージェントに、高圧的な態度で説教され、落ち込んだ経験があります。
転職エージェントで不快な思いをした人は少なくありません。
この記事では、実際の経験談や、なぜむかつく転職エージェントが生まれるのか、当たってしまった場合の対処法について解説します。
実際に嫌な思いをした方、ぜひ読んで参考にしてみてくださいね。
目次
転職エージェントでむかつく対応をされた人は多い
転職エージェントの対応やスタンスは、企業方針や担当者個人によってピンキリなので、むかつく転職エージェントに当たることは少なくありません。
実際の経験談を見てみましょう。
最初の面談で高圧的な態度をとられた



女性の転職特化のエージェントだから、理解してくれると思ったけど…
(25歳女性/マーケティング)
次の具体的な展望は明確ではないけれど、現在の職場への不満がある。
そんな状況だったので、プロに相談してみようと思いました。
大手の女性の転職に特化したサービスで、「女性エージェントが親身に対応してくれる」という印象があり、女性の働き方についても相談できるかなと思ったのですが、最初の電話面談で状況を説明すると、「そんな理由じゃどこに行っても通用しない」と冷たく言われてしまいました。
自分にも甘い点はあったと思いますが、頭ごなしに否定されたので意気消沈してしまいました。
別のエージェントにも話を聞いてもらいましたが、前向きに応援してくださり、最終的に希望する業界に内定をもらうことができました。



マウントを取るような口調にげんなり
(28歳女性/デザイナー)
大手の転職サービスサイトで、デザイナーでの転職について相談していました。
初めての面談でしたが、「こういう風にしないとダメです」「私なら〇〇社にも掛け合えますけど~」といった、マウントを取るような口調で話されました。
正直、初対面で私のことを何も知らないのに…と冷めてしまい、求人を送っていただきましたが結局自力で転職活動をしました。
特に、若手での転職の際には、最初の面談で頭ごなしに否定されたり、高圧的な態度を取られたりすることがしばしばあります。
ほかにもこんな例がありました。
- 1年目の転職で、「厳しい。すぐ辞める人に紹介する求人はない」と言われた
- 「あなたのようなレベルの人に紹介する求人はない」と言われた
- 「転職は長期的に考えている」と伝えたら態度が手のひら返しになった
- 最初の面談で希望年収は「無理です」と頭ごなしに言われたが、実際に自力でやってみたら希望条件で内定が出た
内定を決めたのに…希望を押し付けてくる!



この企業に決めたと言っているのにしつこく他選考中企業を勧めてくる
(28歳男性/銀行員)
転職エージェントの方の助けもあり、複数社受けていた中で第一希望の企業から内定が出ました。
同時に受けていた企業から内定が出る前でしたが、もう決めていたので、他企業の辞退を依頼すると、「辞退するのはもったいない。先方もとても気に入ってくれていたから受けておいたほうがいい」としつこく言われました。
「一旦整理するために面談しましょう」とまで言われ、30分も電話口で説得されました。
お断りすると、それまで親身だった態度が急変し、「わかりました。じゃ」という感じで塩対応に。
そこから連絡はありませんでした。
おそらくしつこく勧めてきた企業のほうが紹介報酬が高かったのでしょうね。
転職活動の終わり際で、転職エージェントの都合を押し付けられたり、自分たちの儲けにならないと分かった瞬間に手のひら返しをされることもあります。
ほかにもこんな例がありました。
- ほかの企業に決めたと言っているのにしつこく他選考中企業を勧めてくる
- 紹介料がかかるから、入社後すぐに辞めないかどうかしつこく確認された
- 自力で転職を進めていた会社に決めると言った瞬間に手のひら返しされた
むかつく転職エージェントの特徴
- 高圧的で上から目線
- 転職者に寄り添わず、自分の希望を押し付けてくる
- 希望じゃない求人を勧めてくる
- 断った途端に塩対応
転職エージェントがむかつく理由
なぜ転職エージェントはこんな対応をしてしまうことがあるのでしょうか。
それは、転職エージェントの仕組みそのものを鑑みると、仕方ない部分もあるのです。
転職サイトと転職エージェントは違う
まず、転職サイトと転職エージェントは、お金が発生する仕組みが違います。
▲転職サイトと転職エージェントの違い
転職エージェントのサービスは、基本的に無料で使えます。
転職エージェントのサービスは、転職者を企業に紹介し、企業が採用し応募者が入社承諾したら企業から紹介料(=報酬)をもらうということで成り立っているので、転職者側は無料で使えるのです。
つまり、転職エージェントのクライアントは、転職者ではなく企業です。
なので、転職エージェント側は売り上げを上げるために、転職者に自分の都合を押し付けることがあるのです。
例えば…
- どの企業も欲しがるような優秀な人材を優先し、受かりにくそうな人材には案件を紹介しない
- 報酬が高い企業を勧める
- 転職者が行きたい企業より「受かる」企業を紹介する
- 自社サービスで取り扱いのある企業しか紹介できないため、転職者に希望を下げさせる
特に若手の転職の場合は、経験や実績が少ない場合が多いため、エージェントにとって優先順位が低い場合があるので、冷たい対応をされることも多々あるようです。
売上数を追っている企業は対応がシビアになりやすい!?
特に、目標として売上数を追っている企業は、自分の都合ファーストになりやすい傾向にあります。
そうではなく、採用の決定人数を目標に持っている企業もあります。
その場合、転職者と企業がマッチングするかが重要なので、面談や進め方が丁寧である傾向があります。
運営会社の方針によっても、転職エージェントの対応は異なるので、転職エージェントが「合わない」と思った場合は、複数社利用してみるのがおすすめです。
むかつく転職エージェントの対処法
転職エージェントは、会社のカラーももちろんありますが、担当者によって対応はピンキリです。
どんなエージェントに当たるかは、正直運次第で、選ぶことはできませんよね。
嫌なエージェントに当たってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
その場合の対処法をまとめました。
対処法①複数社登録し、合うエージェントを見つける
まずは複数社登録し、いろんなエージェントに話を聞いてみるのが良いでしょう。
会社によって扱っている求人件数にも違いがありますから、提案も違ってきます。
例えば、実績ありや経験者優遇の求人が多い場合は、若手は冷遇を受けることがありますが、第二新卒の求人に強い企業の場合は前向きに話を聞いてくれることがあります。
なので、エージェントのスタンスや人格が合うかはもちろん、そのエージェント会社が希望の求人を扱っているかも重要です。
おすすめの転職エージェントは、こちらで紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
対処法②担当者変更を依頼する
使っている転職エージェントの求人数が多かったり、希望業界に強みがあったりする場合には、エージェント会社はなるべく変えたくないですよね。
そういった場合、担当者変更を依頼することも可能です。
担当者変更依頼をする方法
- ホームページの窓口や「問い合わせ」から連絡する
- 担当者に直接依頼する
1. ホームページの窓口や「問い合わせ」から連絡する
大手転職サービスでは、ホームページに窓口が設置されていることが多いので、まずは問い合わせページで確認しましょう。
その際、なぜ担当者変更を希望するのか、具体的に書くのがポイントです。
そうすることで、より希望に合ったエージェントを当ててもらいやすくなります。
例えば…
<スキルについて>
- 業界知識の豊富なエージェントに担当してほしい
- 未経験転職に実績のあるエージェントに担当してほしい
<コミュニケーションについて>
- 初めての転職で不安な点が多いので、もっと丁寧に説明してほしい
- 遠慮せずに率直な意見を言ってほしい
主要な転職エージェントも、公式ページでキャリアアドバイザーの変更方法を解説しています。
▼dodaエージェントサービス
担当のキャリアアドバイザーを変更できますか? |転職ならdoda(デューダ)
▼リクルートエージェント
RECRUIT AGENT – 担当のキャリアアドバイザーは変更できますか?
2. 担当者に直接依頼する
担当者に直接依頼する場合は、エージェントに期待していることやしてほしいことを明文化して伝えてみましょう。
その際、頭に来ていたとしても、「なんとなく合わない」「気に入らない」などの理由だと、エージェント側もどのような人物を当ててよいかわかりません。
感情的にクレームを言うのではなく、「自分は~~という理由で、~~という対応を希望している」という風に具体的に伝えるのがポイントです。
なるべく丁寧に伝えるように心がけましょう。
担当者変更のメール文面
件名:ご担当者様変更のご依頼
〇〇様
いつもお世話になっております。
エージェントサービスを利用させていただいております〇〇です。
〇〇様にはいつもご丁寧な対応でお力添えを頂いており
誠にありがとうございます。
ご助力頂いている折のご依頼で大変恐縮なのですが、
この度ご担当者様のご変更をお願いしたく思っております。
今回私は~~~という目的で転職活動を行っております。
~~~~のご経験や業界に詳しいご担当者様がいらっしゃいましたら、
その方の見解をお伺いしたいと思っております。
また、初めての転職というのもあり、
不安な点をフォローしながらサポートいただけると大変ありがたく存じます。
お忙しいところ、お手数をおかけいたしますが、
何卒よろしくお願いいたします。
直接担当変更の依頼をするのは、気まずかったり申し訳ない気持ちもあるかもしれませんが、企業は当然自社サービスを利用してもらいたいですし、「人なので合わないことも当然ある」と考えている企業もあります。
正当な理由であれば快く引き受けてくれますので、遠慮する必要はありません。
▼マイナビエージェント
転職エージェントは相性が大事!合わない場合の対処法
マイナビエージェントでは、問い合わせ窓口は見つかりませんでしたが、上記の記事によると、直接担当者に問い合わせてOKのようです。
対処法③「紹介できる求人がない」と言われたら、自力でやる
転職エージェントに、「あなたに紹介できる求人がない」という言われた場合、それは「自社の取り扱い求人の中で紹介できる求人がない」という意味でもあります。
実際に自力で希望に合う転職を成功させたという例もあります。
自力で転職活動をする場合、下記の方法があります。
- 転職サイトを使う
- 企業の採用サイトから直接応募する
中には、「企業のサイトからの直接応募で入社が決まったらお祝い金を出す」といった企業もあるくらい、直接応募を推奨している会社もあります。
企業は、直接応募の場合、人材紹介会社に紹介料を払う必要がないので、メリットがあるのです。
ただし、自力でやる場合は、下記を自分でやる必要がありますので、より周到な準備が必要になります。
自力で転職活動をする場合に自分ですること
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接練習
- 面接後のフィードバック
- 待遇、給料交渉
冷たい対応をされてしまった方におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
「若手での転職で冷たい対応をされた」という場合、最もおすすめなのがマイナビエージェントです。
マイナビエージェントは若い世代の転職に力を入れており、転職が初めての20代から30代向けの説明会や書類添削、面接対策といったサービスが充実しているのが特徴です。
マイナビエージェントは、熱意のあるサポートに定評があります。
実際に筆者も、とある女性向けの転職サービスでボコボコにされましたが、マイナビエージェントのご担当者様は非常に前向きに話を聞いてくださり、ポジティブな言葉をかけてくださいました。
まだ面談をしていないという方は、ぜひ一度面談してみてください。
●マイナビエージェント
https://mynavi-agent.jp/
dodaエージェントサービス
dodaのエージェントサービスも若手におすすめの転職エージェントです。
「自分が仕事に求めることは何なのか」という本質的な部分からヒアリングをしてくれるので、納得しながら転職活動を進めることができます。
私が第二新卒で転職活動をしていた時、他のエージェントは電話面談が普通でしたが、dodaは対面の面談をセッティングしてくださいました。
毎回丁寧な対応で、こまめに連絡もくださり、不快な思いをしたことは一度もなく、内定が決まった時は自分のことのように喜んでくださったのが印象的です。
面接セミナーや面接対策も非常に勉強になったので、一度目の転職にも非常におすすめのサービスです。
●dodaエージェントサービス
https://doda.jp/
まとめ
転職活動をする中では、不快な思いをすることも多々ありますよね。
だからこそ、転職のベストパートナーを見つけることが、転職成功の秘訣です。
転職エージェントが合わないと感じたら、遠慮なく
- 複数社登録し、合うエージェントを見つける
- 担当者変更を依頼する
- 「紹介できる求人がない」と言われたら、自力でやる
この方法を試してみてください。
おすすめの転職エージェント
おすすめ①マイナビエージェント
こんな人におすすめ
・20代に最も信頼される転職エージェントにサポートを依頼したい人
マイナビエージェントは、登録者全体の約6割が25歳~35歳の若手社会人であり、20代が最も信頼する転職エージェントです。
求人数はリクルートエージェントほど多くはありません。
しかし、同世代から信頼される転職エージェントを使いたい人にとってはぜひ登録しておきたいですね。
マイナビエージェントの評判を確かめてみたい方は、20代の私がマイナビエージェントと面談してみた【評判と活用のコツ】も読んでみてください。
おすすめ②リクルートエージェント
こんな人におすすめ
・業界トップの求人数から転職先を選びたい人
リクルートエージェントは、転職エージェントの最大手として知られています。
保有する求人数は約320,000件(2019年12月時点)で業界トップ。
たくさんの選択肢から、求人を選びたい人はまずこちらから登録するのがおすすめですよ。
リクルートエージェントの転職サポートをもっと知りたい方は、【現役社員暴露】リクルートエージェントの本当の評判と賢い活用術もチェックしてみてください。
おすすめ③dodaエージェントサービス
こんな人におすすめ
・便利なツールで、賢く転職活動を進めたい人
・スピード転職を狙いたい人
dodaエージェントサービスは、「年収査定」「レジュメビルダー」など、いくつもの便利なツールを展開している転職エージェントです。
便利なツールを駆使して、賢く転職活動を進めたい人や、スピード転職を実現したい人にはおすすめの転職エージェントです。(編集部メンバーも1ヶ月で転職に成功しました)
dodaを使って転職した人の生の声を知りたい方は、【doda元社員が暴露】dodaの本当の評判と口コミに惑わされない活用術を読んでみてください。