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【現役社員暴露】リクルートエージェントの本当の評判と賢い活用術

転職エージェント 2019.09.10

リクルートエージェントの本当の評判を探るため、リクルートエージェントの現役社員とリクルートエージェントの転職サービスを利用した方、双方に徹底的な調査を実施しました。

「転職するならまずはリクルートエージェントって聞いたんだけど、評判があまり良くないみたいで、どうしよう……?」
「リクルートエージェントの評判ってあまり良くないみたいだから、使わないほうがいいの?」

この記事を読めば、このような疑問を持つ方がリクルートエージェントを使うべきかどうか、決断できるはずです。


なおこの記事は、国家資格「キャリアコンサルタント」の資格を持ち、実務経験もある専門家が監修しています。

他人からの悪い評価を鵜呑みにして、リクルートエージェントを使わないのは大損

この記事にたどり着くまで、あなたはリクルートエージェントの評判をいろいろと調べてきたのではないかと思いますが……

リクルートエージェントって悪い評判がいろいろ書いてあるから、あまり良い転職エージェントではないのだろうか……?

こんなことを思いませんでしたか?

確かに、ネットでリクルートエージェントの評判を調べてみると、「ヒドい」「ウザい」「冷たい」といった言葉を目にすることがありますよね。

しかし、悪い評判を気にしすぎてリクルートエージェントを使わずに転職活動を進めるのは、はっきり言って「大損」です

筆者も実際にリクルートエージェントを使っていますが、使っていく中で「使い方を工夫することで、もっと多くの人がリクルートエージェントに満足できるのではないか」と思うようになりました。

そこで、まずは「リクルートエージェントのよくある悪い評判」と、筆者が実際にリクルートエージェントを使って分かった「使い方の工夫を余すところなくご紹介します。

 

リクルートエージェントのよくある悪い評判①
自分の希望に合わない求人を紹介される

リクルートエージェントで多く見かける悪評が、「紹介された求人が自分の希望条件と違うものだった!」というものです。

筆者はリクルートエージェント以外にも複数の転職エージェントを利用していますが、この評判はリクルートエージェント以外でもよく聞きます。

もし、自分の希望と違うな……という求人を紹介された場合には、この一言を担当のアドバイザーに聞いてみてください。

この求人をご紹介くださった理由や背景をお伺いしてもよろしいでしょうか?

というのも、優秀なキャリアアドバイザーの中には「あなたの希望には合っていない」が「あなたの適性としては向いている」という求人を紹介する方もいらっしゃるからです

紹介理由を聞いてみて納得できるようなら、その方は優秀なアドバイザーです。アドバイザーを信頼して、どんどん求人紹介をお願いするのが良いと思います。

一方、提示された理由に納得できない場合には「その求人には応募しない」という意志を口頭やメールで明確に伝えましょう。

 

リクルートエージェントのよくある悪い評判②
キャリアアドバイザーからの返信が遅い

「キャリアアドバイザーに連絡したのに返事が返ってこない!」という評判も、リクルートエージェントを使っている人から多く寄せられているものです。

これは転職エージェントの仕組みが関係してくるので、少しご説明しますね。

リクルートエージェントは、業界最大手だけあってたくさんの求職者が登録しています。

当然、キャリアアドバイザーは一人ひとりが多くの求職者の転職サポートを受け持つことになりますが、同時に「月に●人の転職を成功させる」といった業績目標も同時にクリアしなければなりません。

※ちなみに、「キャリアアドバイザーに応募を急かされた」という悪い評判も、キャリアアドバイザーに課されている目標が大きく影響しています。

もしあなたがキャリアアドバイザーだとしたら、「今すぐ転職できそうな(したい)人」から優先的に対応すれば、この目標にいちばん早く到達できそうだと思いませんか?

キャリアアドバイザーもこのような優先順位を付けて対応していくので、優先度が低いと判断されてしまうと、連絡が後回しになってしまう可能性が高くなる……というわけです。

転職エージェントの使い方

忘れてはならないのは、「転職エージェントは慈善事業ではない」ということ。必要以上に頼りすぎると、エージェントの利益になるように仕向けられてしまう可能性もあります。

では、求職者はどのように転職エージェントを使っていけばいいのでしょうか?

株式会社アドバンスフューチャー 取締役で、ご自身も現役の転職エージェントとして活躍されている池田佑樹さんに伺いました。

あなたがリクルートエージェントに対応を後回しにされないようにするにはどうすればいいのか?それは、とにかく「今すぐに転職したい」という意志を示すことです。

リクルートエージェントに登録するときには「転職希望時期」を聞かれます。ここでは「すぐにでも」~「6ヶ月以内」を選んでおきましょう。

リクルートエージェント:転職時期を選ぶ画面

面談の場でも「良い求人があればすぐにでも転職したいと考えています」としっかりアピールしておくことが大事です。

また、アドバイザーから電話やメールでの連絡があったときは、できるだけ早く返信や折り返しの電話をしましょう。

 

リクルートエージェントのよくある悪い評判③
登録後に面談してくれなかった……

リクルートエージェントに登録したはいいものの、面談をしてくれないと自分を否定されたような気持ちになってしまいますよね。

筆者の知人がリクルートエージェントに登録した際は、面談を受けようとしたところ「現在あなたに紹介できる求人はありませんでした」というメールが届いて、面談予約に進めなかったそうです。

「キャリアの海」編集部の調べによると、フリーターやニートの方、最終学歴が中学校卒業の方などは、リクルートエージェントに登録しても十分な転職サポートを受けられない可能性が高いです。

このような方は、リクルートエージェントではなく専門特化型の転職エージェントを使うことをおすすめします。

 

リクルートエージェント社員がリクルートエージェントの裏側を解説

ここまで、リクルートエージェントにまつわる「よくある悪評」に振り回されるのはもったいない!というお話をしてきました。

ここからは視点を変えて、リクルートエージェントの中の人から見たリクルートエージェントについて。

リクルートエージェントで現在勤務している方をお招きして、リクルートエージェントの裏側を語ってもらいました。

お話を伺った人

  • Aさん
    リクルートグループの現役社員。企業を回って、リクルートエージェントで転職者に紹介する求人を獲得する営業マン。

お忙しいところありがとうございます!

「リクルート=ベンチャー精神」というイメージがあるのですが、実際のところはどうなんですか?

Aさん

社内は確かにベンチャーっぽい部分もありますが、やはり大企業っぽいところもありますね。

リクルートから独立するのを目標に働いている人もいますし、会社に依存している人もいますが、全体的にはエネルギー量が多い人が多いなと思います。

自走力があると言ってもいいかもしれないですね。

そうなんですね!大企業っぽさがあるのはちょっと意外でした。

そんなリクルートが運営する「リクルートエージェント」の強みはどんなところだと思いますか?

Aさん

業界トップの地位なので、求人を預けてくれる法人のお客様から信頼してもらえる、というのはありますね。

 

リクルートエージェントは、分類するなら「総合型」の転職エージェントなので、求人は幅広くあります。特に、営業とバックオフィス(経理・人事など)の求人に強いと思いますね。

逆に、エンジニアや専門職の方の転職にはそんなに強くないです。こういう分野は、特定の業界・職種を専門的に扱う「特化型」のエージェントが得意としています。

 

あと、データベースが豊富にあるのは強みだと思います。

データベース、というと……?

Aさん

社内にはいろいろなデータが蓄積されています。

転職者の満足度アンケートみたいなものもあるんですが、辛辣なコメントがあるとそれが共有されて「改善しよう」となったりします。

そんなものまで残っているんですね……。

 

最後に、もしAさんが転職するとしたら、リクルートエージェントを使おうと思いますか?

Aさん

たぶん使いますね。

 

ただ、受ける会社を絞ったり、自分では分からないような優良企業を紹介してもらう……みたいな使い方をすると思いますエージェントは出会いのきっかけに過ぎないので。

 

むやみやたらにエージェントを信頼して、言いくるめられて入社しないようにした方が良いと思います。

転職エージェントとの正しい付き合い方

Aさんもおっしゃっていたように、転職エージェントをむやみに信頼してしまうのは危険です。

転職エージェントは慈善事業ではありません。必要以上に頼りすぎるとエージェントの利益になるように仕向けられてしまう可能性もあります。

では、求職者はどのように転職エージェントを使っていけばいいのでしょうか?

株式会社アドバンスフューチャー 取締役で、ご自身も現役の転職エージェントとして活躍されている池田佑樹さんに伺いました。

 

リクルートエージェント3つの特徴

ここからは、リクルートエージェントが持つ特徴を3つにギュッとまとめてお伝えします。

リクルートエージェントのことを知っている方も、おさらいのつもりで読み進めてみてください。

  1. 業界ナンバー1の地位とブランド力が企業との交渉にも有利
  2. 30万件以上の圧倒的求人数から自分に合った求人を探せる
  3. 書類提出・求人検索・選考対策まで「Personal Desktop」が便利

 

1. 業界ナンバー1の地位とブランド力が企業との交渉にも有利

私は、リクルートエージェントを通して内定を2社もらいました。私の推測ですが、リクルートエージェントの営業力が抜群であるのかなと感じました。

(20代・男性)

なんといっても、リクルートエージェントの大きな特徴は転職業界での圧倒的な地位とブランド力です。

リクルートエージェントは1977年に創業しました。40年以上にわたって累計45万人以上の転職をサポートしてきた実績が、今日の「リクルート」の地位を確かなものにしているのです。

こうした地位やブランド力の甲斐もあって、求人企業とリクルートエージェントとの間には信頼関係ができています。

リクルートというと「バリバリの営業気質」というイメージをお持ちの方も多いと思います。この営業力はリクルートエージェントでも活かされていて、多くの取引先企業と信頼関係を築いています。

「リクルート」というネームブランドとも相まって、採用や年収の交渉で他のエージェントよりも希望が通りやすくなることもあるとのこと。

「こんな私でも転職成功できるのだろうか……?」というあなたこそ、リクルートエージェントを利用してキャリアアドバイザーに売り込んでもらいましょう。

 

2. 30万件以上の圧倒的求人数から自分に合った求人を探せる

公開したら求人が殺到してしまうような有名一流企業の求人も持っていたのは、すごいと感じました。

応募しきれないほどたくさんの求人をどんどん紹介していただけて良かったです

(30代・女性)

リクルートエージェントの特徴、2つ目は他のエージェントと一線を画する求人の量です。

2019年11月現在、リクルートエージェントには30万件以上の求人案件があります。

これは、他の転職エージェントを大きく引き離す圧倒的な求人数です。

転職エージェント名求人数(非公開求人含む)
リクルートエージェント約32万件
dodaエージェントサービス約14万件
BIZ REACH(ビズリーチ)約14.7万件
マイナビエージェント約4万件
type転職エージェント約1.9万件

(各エージェントの公式サイトを元に筆者作成。2019年11月現在)

求人数が多いということは、あなたの希望が叶う求人に出会える確率もそれだけ高いと考えることができます。

リクルートエージェントに登録することで、あなたの希望に一歩近づけるのです。

また、求人全体の約半分、数にすると約16万件が、一般に公開されておらずエージェント登録者しか見られない「非公開求人」です。

非公開求人には、一般公開してしまうと応募が殺到してしまうような優良案件や、極秘に進んでいる新規事業担当社員などの求人がたくさん掲載されています。

こうした質の高い求人にアクセスすることができるのも、リクルートエージェントを使う大きなメリットといえます。

 

3. 書類提出・求人検索・選考対策まで「Personal Desktop」が便利

業種の中でも細かくカテゴリが分かれているので、希望の職種をピンポイントで検索が可能。フリーワード検索もあり便利

(男性・20代)

リクルートエージェントの特徴で最後に取り上げるのは、Personal Desktop(パーソナルデスクトップ)です。

リクルートエージェントのスマホアプリ(ホーム画面)

これは、リクルートエージェントの登録者だけが利用できるマイページ。

ここで、求人情報を検索したり、履歴書(キャリアシート)や職務経歴書の作成・提出をしたりできます。

Personal Desktopはスマホアプリ(iPhone/Android)もあります。出先でも求人票やメッセージを見ることができるので、とても便利です。

このPersonal DesktopからはAGENT Report(エージェントレポート)という、リクルートエージェントが独自調査した企業情報のレポートを見ることができます。

  • エージェントの担当者が独自調査した企業情報
  • この企業で活躍しそうな人材
  • 面接の流れ

など、企業選びや選考に役立つ情報が記載されています。選考前にチェックしておくことで、万全の体制で選考に臨むことができますよ。

 

リクルートエージェントはどうだった?他の利用者にも聞いてみた

ここまで、リクルートエージェントの特徴を3点にまとめてお伝えしました。

筆者もリクルートエージェントを利用している一人ではありますが、私一人だけの実体験に基づいてリクルートエージェントをおすすめしていても、内容が偏ってしまいます。

そこで、「キャリアの海」編集部では、リクルートエージェントを実際に利用された方にヒアリングを行い、転職サービスの使用感などを細かく伺ってみました

以下では、そのヒアリングで特徴的だった部分をかいつまんでご紹介します。

 

Aさん(29歳男性)の場合

他社と比べて、希望する求人がたくさんありました。異業種・異業界への挑戦を受け入れてくれて、私に合った求人を紹介してもらえました。

 

毎日のようにおすすめ求人を紹介してもらえたので、視野が広がりました。もちろん、求人案件を押し付けられるようなことは一切ありませんでした。

 

また、書類選考の通過率が高かったです。私の場合は40~50%通過しました。優秀な経歴ではないので驚きました。

 

Aさんのリクルートエージェント利用体験談をもっと読む

 

Bさん(30歳女性)の場合

企業のおすすめ理由を求職者に合わせて伝えていただけたり、「このような点をアピールすると良い」など、書類応募前や面接前にアドバイスをいただけたりしました。

カウンセリングなどを通じて、求職者のアピール文などを作成していただけたので、一人で応募するより心強かったです。

 

Bさんのリクルートエージェント利用体験談をもっと読む

 

Cさん(28歳男性)の場合

友人からリクルートエージェントのことを聞かれたとしたら、勧めます

求人数は豊富なので、話を聞くだけでも収穫はあると思います。

 

絶対にリクルートエージェントを通して転職をしないといけない訳ではないので、求人状況を把握するだけでも一度足を運んでみると転職の考え方が変わる可能性もあります

 

Cさんのリクルートエージェント利用体験談をもっと読む

 

リクルートエージェントでよくある質問

リクルートエージェントの評判が気になるあなたのために、この記事では次のようなことをお伝えしてきました。

最後に、リクルートエージェントに関して知っておきたい「よくある質問」にお答えします。

 

リクルートエージェントの転職サポートは、どんな人におすすめですか?

他のエージェントの追随を許さない30万件を超える豊富な求人から、あなたにマッチする求人を紹介してもらうことができます。

初めて転職活動をする方や面接に不安がある方は、リクルートエージェントに登録してみると良いと思います。

 

リクルートエージェントはどんな業界・職種に強いですか?

リクルートエージェントは幅広い業界や職種の転職サポートをしていますが、特に営業職やバックオフィス(経理・人事など)に強いです。
 
一方、エンジニアや専門職などの転職は、特化型の転職エージェントのほうが厚いサポートを受けられるでしょう。

 

リクルートエージェントに登録した後は、どのように転職活動が進んでいくのですか?

リクルートエージェントに登録すると、次のような流れで転職活動を進めていくことになります。
 
転職エージェントを使った転職の段階まずは、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーと面談をします。現職での悩みやキャリアプランなどを伝えて、今後の転職の方向性を決めていきます。
 
面談のあとは、あなたの方向性にマッチしそうな求人情報を紹介してもらえます。

求人に応募するときには、履歴書や職務経歴書の添削だけでなく、面接練習をやってもらうこともできます。
 
内定が決まった後も、入社手続きや退職へのアドバイスをサポートしてくれます。

面談の様子が気になる方へ

初めての転職活動では、転職エージェントと面談するイメージがつかみにくいと思います。

そこで、そんなあなたに向けて、リクルートエージェントとの面談を成功させるための知識をお伝えします。

 


ここまで、業界最大手・リクルートエージェントの「本当の評判」をお伝えしてきました。

リクルートエージェントは、悪い評判もある一方で、良いところもたくさんあります。

リクルートエージェントを使うかどうかはあなた次第ですが、筆者は悪評に勝るだけのメリットがあると感じています。

リクルートエージェントを使って、あなたの転職を成功させてくださいね。

 

監修者によるコメント

転職活動はやることが多くあり、活動の大変さが転職挫折の原因になることもあります。

求人数最多のリクルートエージェントを活用して転職先の選択肢を広げながら、転職活動自体の負担も減らしましょう。

  • 監修
  • 隈本 稔

プロフィール:
長崎大学大学院生産科学研究科を修了後、大日本印刷(株)と東レ(株)にて製品開発と生産技術職を経験。
現在はフリーのキャリアコンサルタントして、キャリア設計支援や求職者の就職・転職支援、エニアグラムコーチングを利用した各種セミナーを実施。 100名以上の転職支援経験があり、特に理系職種のキャリア支援に強い。

保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
性格応用心理士1級(エニアグラムコーチング)

運営メディア:
1. 職りんく:https://syokulink.com
2. 30代転職失敗防止法ドットコム:https://30代の転職失敗防止法.com/

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