【体験談あり】転職エージェントのフォローで通過率UP!?本命企業の面接後にすべき「あること」とは?
転職を成功させる上で大きな課題は、「面接」ですよね。特に本命企業なら、通過率を上げるため、万全に対策をしてのぞむ人がほとんどのはず。
でも実は、面接後にも通過率を上げる方法があるって、知っていましたか?
具体的には、転職エージェントにフォローしてもらうことで、面接通過率をアップできる可能性があるんです。
この記事では、そんな転職エージェントの上手な活用方法を紹介します。難しい知識やテクニックは全く不要!
読んだ後、すぐにできるやり方や、実践した方の口コミ・体験談も紹介していますので、満足いく転職活動をしたい方はぜひご一読くださいね。
目次
面接通過率を上げるには、面接終了後「すぐに」転職エージェントに電話しよう
ずばり言います。
面接通過率を上げるには、面接終了後「すぐに」、転職エージェントに電話をしましょう。
「やはりこの会社に入りたいと思う」と、改めて入社意欲を転職エージェントの担当者に伝えるんです。
特に、面接を受けた企業が第一志望や本命の場合は、「必須」といっても過言ではありません。
転職エージェントに面接後フォローを入れるべき3つの理由
転職エージェントに電話することで、なぜ面接通過率を上げられるのでしょうか? その理由は3つあります。
①転職エージェント経由で人事担当者に熱意が伝わる
まず理解すべきなのは、「転職エージェントと企業の人事担当者はつながっている」ということ。当然と言えば当然なのですが、転職希望者に関する情報を共有しているんです。
したがって、面接時以外の転職希望者の様子も、企業の人事担当者に伝わっている、と思ってよいでしょう。
たとえば、面接終了後すぐに、転職希望者から改めて入社を希望する旨の電話がかかってきたら、転職エージェントの担当者は、きっとこう考えてくれるはずです。「面接直後に電話をかけてくるなんて、よっぽど入社意思が強いのだろう」と。
そして、あなたの熱意を感じとった担当者は、企業の人事担当者にその熱意を伝えてくれることでしょう。
それでは、転職エージェントへの連絡が数日後であればどうでしょうか。少なくとも、面接終了後すぐに電話してくる人と比べて、熱意には明らかな差があると判断するはずです。
- 転職面接後にエージェントに伝えるべき5つの内容
面接が終わってホッと一息つく前に、これだけは忘れずに伝えておこう
②転職エージェントから企業へフォローしてもらえる
面接の際は、突然想定外の質問を受けることも多いですよね。不意の質問にうまく答えられず、後悔したり自己嫌悪に陥ってしまったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に、落ち込んでいるよりも明らかに有効で建設的な方法があります。転職エージェントから企業の人事担当者にフォローしてもらうんです。
「面接の際は質問に対しうまく答えられなかったけれども、本当はこのように伝えたかった」と、転職エージェントの担当者に伝え、フォローをお願いしましょう。
企業の人事担当者の方に、面接での印象を聴いてもらうのと同時に、場合によっては他の候補者の情報なども聞き出してもらうなどのサポートもしてもらえる可能性があります。
③面接通過はならなくても、フィードバックがもらえる
もし面接を通過できなかったとしても、転職エージェントの担当者からしっかりフィードバックをもらうことができます。
なにが問題だったのか、次に活かせることはないかをしっかり聴き、今後の選考に役立てましょう。
面接終了後すぐに担当者に電話するほど熱意があるあなただからこそ、転職エージェントの担当者も親身になって対応してくれるはずですよ。
転職エージェントのフォロー体験談
実際に転職エージェントからのフォローを受けた人の声を紹介します。
食品系で総務的なことしてるよ〜!転職エージェントはdoda使ってたけど、面接後に企業からの感想フィードバックしてくれたり他のライバルの状況も教えてくれたりして手厚かった!相性あると思うけど、1人でやるより気分的にも楽やったからおすすめー!
— おぎす (@sigh31n) 2019年6月23日
企業からの感触も確かめながら選考を進めることができるのも、大きなメリットですよね。
マジすげーよ転職エージェント。履歴書と職務経歴書の添削と修正、非公開求人大量に持ち込んできてとりあえず一次面接ねじ込む、面接の対策セミナーとかスケジュール管理、面接後の企業へのフォローや、入社日と年収交渉まで。んでタダ。ビビるわ。
— ひきわりなっとう (@kenkensho) 2014年1月22日
担当には実際のところ、相性や当たり外れがあります。ですが、そんなマッチングミスがある場合は、担当者のチェンジをサポート部門に依頼することもできます。
そういえば今回書類選考を通過したのは大手転職エージェントA経由なんだけど、担当が本当に素晴らしい方。
面接前日の電話相談の時間が設けられており、過去の質問事項や面接官の印象、その企業に適したファッションまで教えてくれた。
面接後にも電話ください、僕が更にフォロー入れます、って。— 🦋ジャスミン@ハープ経験0から4年目 (@jasmin77harp) 2019年6月4日
こちらの口コミは面接前の段階ですが、面接対策はもちろん、面接官の印象やファッションなど、細部に至るまで、充実したフォローを受けられています。このように、転職エージェントは、転職活動をするあなたの頼もしい味方となってくれるんです。
採用率を上げるために理解すべき転職エージェントの裏事情と心理とは
これまで説明したように、面接後にすぐ電話し、転職エージェントのフォローをお願いすることで、面接の通過率を上げることができます。
ところで、さらに効果的なフォローを受けることができるとしたら、その方法を知りたくはありませんか?
それは、転職エージェントの裏話を知っておくこと。つまり、どうしたら転職エージェントが積極的にフォローしてくれるのか、ツボをおさえておくことです。
そこでここでは、転職エージェントの裏事情と心理をのぞいてみましょう。
求人案件には公開できない「裏の条件」がある
特に中途採用シーンでは、既存スタッフとの人間関係がうまくいくことが成功のカギとも言われています。
したがって採用活動は、単純にその人の能力や経験だけではなく、性別や年齢などのバランスを意識して行われることが多いです。
しかし採用募集時には、年齢や性別を条件として明示できないことが法律で定められています。そのため、どんなに開示されている条件を満たしているように見えても、内部的な条件を満たせず内定がもらえないこともあるんです。
一方、転職エージェントには、マッチングのためどんな人が欲しいか情報が提供されていることも。直接は教えてくれないとしても、日頃から転職エージェントの担当者とコミュニケーションをしっかりとっていれば、探りを入れて感触を確かめることは可能です。
このように、表には開示しづらい情報についてエージェントを介してあらかじめ調べた上で、面接を受ける会社を選択することができれば、面接通過率や採用率は高くなることでしょう。
だからこそ、面接終了後すぐに電話するくらい、担当者と密にコミュニケーションすることをおすすめします。




ワンポイントアドバイス
エージェント担当者と密にコミュニケーションをとることは大切ですが、相手は複数の求職者を抱えて多忙であることを忘れないでください。
担当者が相談に応じてくれたらかならず感謝の気持ちを伝えて、その後も気持ちよく応援してもらえるよう、相手の時間を必要以上に奪わないよう、配慮あるコミュニケーションを心がけましょう。
スピードの問題で「アリ→ナシ」はあっても「ナシ→アリ」は少ない
次は、企業の人事担当者の心情を考えてみましょう。
例えば、同じような経歴や実績を持ち、書類選考結果も同等のふたりが選考過程にいたとします。
ひとりは選考プロセスや担当者との連絡をスムーズに進めています。
一方もうひとりは、担当者が連絡しても折り返しに時間がかかり、選考プロセスもゆっくり進めています。
さあ、あなたが人事担当者だったとして、どちらの人材を採用したいと思いますか? ちょっと考えてみてくださいね。
きっと多くの人が前者を選んだのではないでしょうか。
そして選んだ理由としては、前者には「仕事ができそう」「入社意思が強そう」といったことを、後者には「仕事ができなさそう」「迷っていそう」と考えたからではないでしょうか。
このように、書類選考の際には同じ結果であったとしても、スピードの問題で評価は変わりうるのです。そして、ほとんどの場合、スピードが早い方が、遅いよりも評価されます。
だからこそ、面接終了後すぐに電話することをおすすめします。
転職エージェントは転職を早く成功させたい
さらに、転職エージェントの心情を考えてみましょう。
転職エージェントのビジネスモデルは、基本的に成果報酬です。ひとり採用できたら、その人の転職後年収の30%程度が、企業から転職エージェントに報酬として支払われます。
つまり、転職エージェントが期待しているのは、担当している転職希望者がテンポよくスムーズに転職活動を行い、早く転職に成功してくれることなんです。そして、早く転職につながりそうな転職希望者には、重点的にサポートしてくれる可能性も高まります。
だからこそ、面接終了後すぐに電話することをおすすめします。転職エージェントが気合いを入れてサポートしてくれる可能性が高くなるからです。
ちなみに、転職エージェントを有効に活用するには、相性の見極めも重要です。例えば、担当者によっては、ノルマに執着しすぎるがあまり、スピードの早すぎる転職活動を進めてくる人も。こればかりは運の要素もありますが、あまりに相性の悪い担当者であれば、サポート部門に連絡して担当者を代えてもらいましょう。
転職エージェントも「生身の人間」である
働く人はきっとだれもが、クライアントから信頼されている状態を好ましく思うでしょう。そして、「信頼してくれる人には力になりたい」と、多くの人が思うはずです。
面接後すぐの電話は、転職エージェントの担当者に信頼を示すことを意味します。それにより、転職エージェントの担当者は、よりモチベーション高く仕事をしてくれるかもしれません。
逆に、転職エージェント側が企業を紹介しても、転職希望者側の反応が薄かったり遅かったりすると、担当者としてのモチベーションは下がってしまう可能性もあります。ほかの転職希望者のフォローに追われ、忘れられてしまうことだってあるかもしれません。
もちろん「モチベーション次第でパフォーマンスが変化しないのが本当のプロだ」という考えもありますが、担当者も生身の人間です。充実したフォローを受けるためにも、転職エージェントの担当者と良い関係を築くことをおすすめします。
転職エージェントに電話で伝えるべき内容
では、面接の後すぐに電話をするとしたら、具体的にどのような内容を伝えるとよいのでしょうか。
志望度
転職エージェントがなにより気になるのが、面接後の志望度です。第一志望であれば、その旨をしっかりと伝えましょう。
ところで、いくつかの企業で入社を迷っている場合や、面接を経て入社意欲がなくなってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか? それは後ほど、「こんなときはどうする?」の項でやるべきことを解説します。
面接で出た質問と答え
あなたの入社意思について確認した上で、エージェントは、面接の結果が出たらその後どのようにサポートすれば次の面接、または次の応募企業への紹介に良い形でつなげられるかを考え始めます。
そのときに参考になるのが、面接で聞かれた質問と、それにどう答えたのかです。できるだけ具体的に説明するようにしましょう。
面接を受けての感想
質問と答えだけではなく、面接官の言葉遣いや態度・姿勢などを含めた面接全体の印象を含めて、面接に訪れたときに部屋に通されるまでのオフィスの様子や社内の人を見かけたりすれ違ったりした場合には、その人たちの様子など、その企業の全体的な印象も含めて、感じたことを正直に伝えてみましょう。企業の募集要件とあなたのスキルや経験がマッチしていても、会社の雰囲気や組織としての規模など他の面での相性というものもあるため、総合的なマッチング度合いを測るためには有益な情報だからです。
特に転職エージェントが知りたいのが、「もしもその会社から内定が出たとしたら、その後転職活動を続けるかどうか」です。第一志望であれば、「この会社から内定をもらえたら、転職活動は終了します」と伝えましょう。転職エージェントも本気でサポートしてくれるはずです。
また、入社が決まった際の年収交渉に必要な情報としても、面接での感想や印象は転職エージェントが知っておきたい情報です。
中途採用では、年収の交渉は転職エージェントが代行してくれることが一般的ですが、この面接での評価が入社時の年収に大きく影響します。そして、転職エージェントの報酬も入社した人の年収と連動します。そのため、面接時の感触は、転職エージェントにとって重要な情報なんです。
採用担当者に伝えられなかったこと
面接時に企業の採用担当者にうまく伝えられなかったことや、面接を経て考えが変わったことなどあれば、それも伝えましょう。転職エージェントからフォローしてもらうためです。
フォローのお願い
これまで説明した内容を踏まえ、フォローをお願いしましょう。次のように頼めば大丈夫です。
企業の採用担当者さまとお話しする機会があれば、フォローを頂けませんでしょうか?
またあわせて、もし面接が通過できなくても、改善点などのフィードバックをもらえるよう、転職エージェントにお願いしておくこともおすすめします。次の会社の面接に活きるはずですから。
こんなときはどうする?
「こんなときはどうすれば?」という疑問にお答えします。
面接終了後、電話するには遅い時間だった場合は
仕事が終わった後に参加できるよう、夜に面接時間を用意してくれている会社も多いですよね。面接が終わったときには、電話するには遅い時間になってしまうことも。
そんなときに一番よいのは、少々面倒くさくても、メールを一通転職エージェントの担当者に送り、翌日電話をすること。それで十分熱意と信頼を伝えられます。
面接終了後に入社意思がなくなってしまった場合は
面接終了後に「思っていたのと印象が違う……」なんて思うこともありますよね。そんなときも、素直に転職エージェントに相談しましょう。
「ほかの会社を紹介してもらう」「一緒にキャリアを考えてもらう」といった、次のアクションがテンポよく起こせるからです。
この場合でも、面接後できるだけ早く、電話などで相談するとよいでしょう。
入社を迷っている場合は
今回の記事で紹介したのは、本命企業が1社のみで、入社意思がしっかり固まっている場合についてでした。
では、本命企業が複数あり決めきれない場合や、入社の決心がまだ固まっていない場合は、どうすればいいのでしょうか。
この場合でも、面接後すぐに、転職エージェントに電話すると良いです。そのうえで、どの点で迷っているのか、迷っているポイントをできるだけ具体的に伝えるのがお勧めです。まともな担当者であれば、むやみに入社を促すことなく、親身になってこちらの話を聴いてくれるはずです。




ワンポイントアドバイス
第一志望が明確に一社に決められる場合は良いのですが、往々にして、複数の候補企業がどれも自分が希望する異なる条件のいくつかを満たしていて、どうしても一社に第一志望を絞ることができない、という場合もあるかもしれません。
そのような場合は、毎朝その会社まで通勤してそのオフィスで笑顔で働いている自分をリアルに想像できるかを考えてみてください。他の条件では甲乙つけがたくても、意外とオフィスの立地や広さや通勤時間などが簡単に第一志望の決め手になることもあります。
一旦採用が決まれば、リモート勤務などが日常的に認められている会社でないかぎり、毎日そのオフィスに通勤することになりますので、迷っているときは、その点を考慮して第一志望を考えてみることをお勧めします。
面接終了後は転職エージェントに電話して、「援護射撃」のフォローを頼もう
転職活動はあなたひとりではなく、転職エージェントとの二人三脚。転職活動に成功するための、強い味方になってくれるはずです。
転職エージェントに積極的に動いてもらうためにも、面接後の電話は効果バツグン! 本命の会社に出会えたのならば、「援護射撃」のフォローをお願いしましょう。