元記者の転職体験記③(転職エージェント編)
「転職」とかけまして、「狩猟」とときます。
その心は
「どちらも相談(装弾)が必要です」
お後がよろしいようで。
ということで、今回は「相談する重要性を実感した」という話をしていきます。
私の転職体験記の1回目はこちら
転職エージェントって何?怖いよ
勇ましく転職を決意したものの、何から始めたらいいか全くわかりません。
困ったときのGoogle先生ということで、転職活動の進め方を調べました。
調べてみると、
「企業HPから個別応募」
「ハローワークや転職サイトから応募」
「転職エージェント経由で応募」
の3パターンがあることが分かりました。
「転職エージェントって何それ?」「かっこいいけど怖い……」。純情で純真な私はそう考えていました。
しかし、書類や面接に対してのアドバイスや、「そもそも転職が必要かどうか」などキャリアについての相談も可能ということだったので、早速登録しました。
転職エージェントもかなりの数があり、大小様々あります。
「どこに登録したらいいかわからない」という方は多いかもしれませんが、とりあえず大手に登録しておけば間違いはないです。
大手にとりあえず登録をして、さらに追加で登録をしていく、という形で私は進めました。どこも基本的に無料でお金もかかりません。
最終的に私は10社ほど登録しました。
まず登録したのは3つ。
1、みんな知ってる「リクルートエージェント」
2、何となく「doda(デューダ)」
3、抑えで「ビズリーチ」
リクルートエージェントとdoda(デューダ)に関しては、まずサイトに登録。
その後、「履歴書」や「職務経歴書」(職務内容など履歴書より詳しく書くもの)をHPにアップロードして、担当のエージェントと面談という流れでした。
ビズリーチに関しては「履歴書」や「職務経歴書」をアップロードしておくと色々なエージェントから連絡が来るというものです。
担当のエージェントとはおらず、こちらからアクションを取らないと進みません。
(ビズリーチはちょっと特殊です)
まずは書類を完成させないと前に進まないので、書類を書きはじめることにしました。



書く仕事をしてきたのに、書くことがない
さて、履歴書や職務経歴書を書く段階になってあることに気づきました。
か、書くことがない・・・・。
職務経歴書にはこれまでの職務内容、活かせる知識・スキル、自己PRなどを書いていきます。大学時代の就活で書いたES(エントリーシート)みたいなものです。
問題なのは、活かせる知識・スキル、自己PRの2つ。
全く思いつかず、自己PRで「雪の中8時間待つ粘り強さ」と書いていた気がします。
酷すぎますね。
ビジネスマンの方でしたら、
「こんな工夫をして売り上げ〇%アップさせました!」
「こんな仕組みを作り、組織に貢献しました!」
などいろいろありそうですが、私には全くありません。
書類を作っていて、「このままだとまずいな」という危機感が募り、転職のモチベーションがさらに高まっていました。
ないものはないですし、嘆いていてもはじまらないので、何とか書類を完成させ、転職エージェントのサイトにアップロード。
これで次は面談ということになります。
転職エージェントも人間だから相性が大切
苦労しながら書類を書きあげ、ついにドキドキの初面談です。
電話面談も可能で、田舎にいた私は、迷うことなく電話面談を選びました。
(他の転職会社では、直に会って面談してもらいましたが、電話より圧倒的に話が進むので直接会うことをおススメします)
リクルートとdodaともに電話面談の内容は似たようなもので、「今後目指したいキャリア、今変えたいと思っているもの、どんな業界を目指しているか」などを聞かれました。
そして、職務経歴や自己PRへのアドバイスなどもしてもらいました。
「マルチタスクでのスケジュール管理能力」
「相手の心情を考え、コミュニケーションする対人折衝」
など自分では思いつかなかったであろう強みやスキルを発見してもらいました。
横文字って素晴らしいですね、一気にそれっぽくなりました。
これ以降も、職務経歴書や履歴書の添削や、今後の相談などエージェントサービスを使い倒しました。
便利ですし、手助けをしてくれるので、転職エージェントはぜひ使いましょう。
ちなみに「『雪の中8時間待てる粘り強さ』ってビジネスでどう生かすのですか?ダメですよ」と失笑され、一刀両断されました。
余談になりますが、今後のキャリアについて相談したところ、転職エージェントの2人で全く反応が異なっていました。エージェントも人間なんだなと実感しました。
私 「こんな職種に転職して、こんなキャリアを目指したいです!」
リクルートエージェント「無理です。厳しいです」
doda(デューダ)「分かりました。頑張ってやっていきましょう!」
会社の違いではなく、転職エージェントの考え方の違いだと思うのですが、エージェントも人間ですから色々な人がいます。
1社には頼らず比較検討しながら利用するのが賢いやり方だと思います。誰か一人を妄信するのは危険です。
結局のところ、リクルートエージェント経由で、無理だと言われていた職種に転職しました。本当に人生は何が起こるか分かりません。
さて、転職エージェントとの電話面談も終わり、書類も完成したのでついに面接に行くことになります。次回は面接の話になります。