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元記者の転職体験記⑤(内定編)

転職体験記 2019.09.01

順調に進み始めたかにみえる転職活動。私に明日は来るのか

大手企業かベンチャーかで悩むのってくだらないね。そんな回です。

転職活動体験記1回目はこちら

No Sleep No Life

睡眠というのは人生の中でもかなり重要な時間です。

人生80年とすると、睡眠は3分の1を占めると言われていて、睡眠ガチ勢の私としては、睡眠にかける思いは人一倍強いのです。

奮発して買ったマットレス、お気に入りの枕、温度湿度ともに完璧…。

スヤスヤと気持ちよく眠っているところでした。

 

携帯電話の音にたたき起こされ、液晶画面を見ると、転職エージェントの電話番号が表示されていました。

 

「内定が決まりました、おめでとうございます!!」

 

1月中旬の午前9時頃、転職エージェントからテンション高めの電話をもらいましたが、私のテンションは低いまま。

その日は久しぶりの休日で昼頃まで寝ている予定だったからです。

 

「あ…ありがとうございます」

 

寝起きのテンションでお礼を言うも、

「あんまり嬉しくもありませんか?」とエージェントから尋ねられ

 

「いえ、めっっちゃ嬉しいです!!」とエージェントのテンションに合わせて答えた私は本当に偉いと思います。

 

学生時代の就活時代は、内定が出ると、嬉しさ100パーセントでした。

しかし、社会の酸いも甘いも嚙み分けつつある27歳。

「嬉しさ半分、不安半分」というのが正直なところでした。

やっと転職活動を終えられる…という嬉しさや、新しい環境への不安…色んな感情が混ざり合って嬉しいだけのものではありませんでした。

その後、数社から連続して内定が出て、「どこに行こうか」と悩み始めるようになります。

昔の自分はゴミ箱に捨てていく

その中で、一つ気になっていた企業がありました。とあるIT企業です。

社員数は200人くらいで、いわゆるベンチャー企業でした。

明確な目標・夢を語る人、役職者なのに気さくでめちゃくちゃ面白い人が面接官で登場し、「他の企業とは違った会社だな」という印象を受けました。

 

そして、そこで開発している製品も面白く、関わっていきたいと思っていました。

「どの企業で働くか」ではなく、「誰と働いて、何をするか」が大切にしたかったので、入社を決意しました。

あと、社長と中高大と同じ学校だったのも不思議な縁を感じました。

 

 

新卒での就活時、企業ランキングを片手に、上から順に面接を受けていくみたいなことをしたわけではなく、やりたいことが明確にあって、厳しいことも覚悟の上で飛び込んだつもりです。

しかし、辞めるという決断をしました。

本当に愚かだなと思う一方で、思考停止せず今後のことを考えて行動したので自分のことを褒めてやりたいとも思っています。

 

これまでの人生を振り返ってみると、正解を外さず、間違いをなるべく起こさないように生きてきたような気がします。

結局のところ、体裁を気にしすぎてがんじがらめになっていました。

転職する前に悩んでいた、

「苦労して入った今の会社を辞めるのか」

「大企業出て大丈夫なのか」

といったことは体裁を気にしていたからそう思っていたのでしょう。

 

別に転職しても死ぬわけでもないですし、普通に生きていけます。

レールから外れる人のイラスト
大手からベンチャーってこんなイメージ?

企業規模ってそんなに大切?

上の段落でお礼を言って終わりにしようかと思いましたが、触れないわけにはいかないですよね。

永遠の命題

大企業で働くか」vs「ベンチャーで働くか

 

これを見るたびに思うのが、「あなたは犬派か猫派か?」という問いに似ているということです。

この問いに一般的な答えや正解というものはなくて、一人一人の中にしか答えはないものです。

どちらにも長所短所があって、よく検討した上で選ぶしかないわけです。

 

「大企業はオワコン。ベンチャーで成長しよう!」みたいなことは思いませんし、そんなことが言いたいわけでもありません。

「大企業で働くか」、「ベンチャーで働くか」というのは二元論的に語られますが、本質的な問いではなく、正解はきっとありません。

大企業にもベンチャーにも一長一短があり、ベンチャーの中でもスタートアップ、ミドル、メガなどそれぞれのフェーズによっても違います。

 

「自分が何をしたいのか」

「自分はどうなりたいのか」

 

それをよく突き詰めていって、それを実現できる企業で働くことがいいのではないでしょうか。

ここまで熱い自分語りをしてしまいました。

こんなに自分のことを書くのは初めてかもしれません。拙い部分も多々あったと思いますが、長々とお付き合いくださりありがとうございました。

私の転職体験記が皆さんの参考になれば幸いです。

このサイトでは、転職やキャリアについての情報を発信していきます。

労働を通じて不幸になる人が少しでも少なくなるようにしていきたいと思っています。

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