サイトPV10万/SNSフォロワー5.5倍に!EC集客の土台作りを最速で実現した新しいマーケティング体制とは
株式会社ドリームブロッサム
事業を成長させる上で、新規顧客獲得や新たなマーケティング施策に挑戦したい際に、ノウハウがなく、なかなか思い描くような成長が実現できない。社内のリソース不足で十分な施策量を担保できないという企業は少なくない。知育玩具や英語教材などの国内総合代理店である株式会社ドリームブロッサム(以下、ドリームブロッサム)でも、新規事業として開始したEC事業でのマーケティング戦略立案および実行をスムーズに進めるための具体策を講じていた。
EC事業をより伸ばしていくために必要だったのが、SEOとSNSマーケティングの強化だった。しかし、2つの施策を進めるには社内で実施するにも知見・リソースともに不足している状況。そこで、解決策として講じたのは、ミエルカコネクトの活用による2名の外部のプロ人材の登用だった。知見のある外部人材をEC事業立ち上げ初期から登用することで、垂直的な成長を実現することに成功。1年間の取り組みでSEO経由で流入数を6万、10万PVのサイトに成長、その後二人目のマーケターが支援したSNS施策でもフォロワー数を5.5倍に伸ばすことができている。
社内の少数精鋭の限られたメンバーと外部人材とのコラボレーションにより、2つの新しいマーケティング施策において、最短かつ最速の成長を遂げられたドリームブロッサム。今回はその実現のために行った取組みと、成功の秘訣を紐解いていく。
事業成長のためのマーケティング強化と組織作りを“外部人材の登用”で解決
コロナ禍という後押しもあってか、EC事業に新規で着手するという企業は随分と増えている。事業所の場所を問わず商品を届けられるうえに、ユーザーの趣向に合わせたレコメンドなども可能であるため、事業としての新たな可能性を秘めているからだ。
ところが、認知拡大を行ったり、定期的な来訪を促せるようになるまでには時間がかかる。知られたブランドであればまだしも、企業として、ブランドとしての認知がそう高くない場合はなおさらだ。
知育玩具の販売を行っているドリームブロッサムでも、ECサイトにおける集客に課題を抱えていた。マーケティングにかけられる予算も少ない中、SNS活用などの施策も検討するも、立ち上げたばかりのECサイトではただ商品が並んでいるだけで、情報が少ない状態。このままECサイトに訪れたとしてもドリームブロッサムで購入してもらう理由やメリットが伝わらないと感じていた。
そこで着手することにしたのが、SEOによる流入拡大だ。知育玩具は一般的なおもちゃとは違い、じっくり情報収集や比較検討をした上で購入に至る商品。親御さんの悩みを解決するようなコンテンツや、文章や写真によってしっかりと商品の説明を行うなど、良質なコンテンツを提供することにより、オーガニックユーザーを獲得しながら購入までにつなげることができるのではないかと考えた。
しかし、当時社内のマーケティングは2名体制であったことや知見がなかったことから、早期の段階で、外部のプロ人材の手を借りて、事業を伸ばす選択を取った。
フリーランス・副業マーケターの人口が増加している昨今、外部人材を探す手段として複数のプラットフォームがある。その中でもWebマーケティング専門の業務委託マッチングサービスのミエルカコネクトに声をかけた。
ユーザーファーストなSEOで流入数は1年で6万、PV数10万のサイトに成長
2022年4月より、外部人材を登用し、SEOによる認知・流入拡大を目指して本格的な取り組みを開始した。立ち上げ開始半年で流入数2万を達成し、1年で安定的に6万以上の流入数と、月間10万PVを獲得できるサイトへと成長させた。
SEOに関しては、「本当にユーザーが知りたいことはなにか」を徹底的に考え、子育て世代が求めるコアな情報や比較検討時に有益な判断材料になるようなコンテンツを制作。さらに、ジャンルやキーワードをあえて絞り込みすぎず、ユーザーニーズを的確に捉えられるまでは、幅広く取り組んだ。
これらは社内のリソースだけでは実現できなかったことに加え、実際に、データやユーザーの反応を確認しながら、月に10本程度を目安にコンテンツを更新しながらPDCAを回すことは困難であった。しかし外部のプロ人材を登用したことで、質を担保しながらコンスタントに記事を公開することができた。順調に流入数も増え、月間検索数が29,600である「知育玩具」のキーワードで、現在は4位を獲得できている。(インタビュー時2023年7月)
参画したマーケターのコメント
未来を担う子供たちの可能性を広げる素晴らしい事業だと考えて、支援をさせていただいています。取り組みの中で成果を上げることができた理由としては色んな要因がありますが、中でも「白地のキャンバスに綺麗なSEO戦略を書いて着実に実行し続けたから」だと思います。
新規サイトであったことから、どストレートで王道のSEO集客戦略を描くことができました。しっかりとSEOのポイントを抑え、内容の充実した記事を作成してきたことで、初期に狙っていた成果を上げることができました。
マーケタープロフィール | |
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SEOを中心とした企業向けのWebマーケティング・コンサルティング・研修・オウンドメディア運営のアウトソーシング事業を提供するYMH株式会社を経営。個人向けに将来のWebマーケターを育成する実践型オンラインサロン「 ヤマヒ塾」も展開している。 |
ユーザーを楽しませる企画によりSNSのフォロワーは3ヶ月で1万人超えに
SNS運用では、もともとアカウントはあったが、お知らせやキャンペーンを少し開催する程度で、フォロワーの獲得やブランディングWebサイトへの流入のためのものとして、効果的には運用できていなかった。そのためこちらも専門的な知見を持った人に参画してもらったほうが成果を早く出せると考え、2人目のマーケターを活用を決める。
プレゼントキャンペーンを行った際には、一時的なフォロワー・いいね数を増やすためだけに留まらないように工夫を凝らした企画を立てた。本キャンペーンでは、プレゼントとして本来用意していた子供用のダイソンのおもちゃだけでなく、一部の当選者には、なんと「本物のダイソンの掃除機」を送るというサプライズを実施をしたのだ。
キャンペーンに当選したという喜びだけでもうれしいはずだが、さらなる驚きを用意することで、Twitterで多くリツイートされ、通常だど反響の山は1回で終わってしまうところを、2つ、3つとつくることに成功。結果、Twitterは3ヶ月の運用で2,000→11,000フォロワーまで成長。Instagramはゼロから運用を開始し、初月で500フォロワー数を獲得、半年で約2,000フォロワーに到達している。
このキャンペーンを実施したことで、ECサイトへの流入もぐっと増やすことに成功。これらの施策は、自社が大事にしている顧客ファーストの理念を正しく理解し、それらを施策にも落とし込めるような人材とタッグを組んだことから、生まれた成果といえる。
参画したマーケターのコメント
知育玩具というおもちゃの紹介をするだけでなく、子育ては社会貢献というブランディング理念を中武さんと話し合いながら、子育てママパパが日常的にみたくなるようなコンテンツを作成していきました。その結果キャンペーンでは、サプライズを演出でき、結果的にファンの獲得や話題性を獲得できる結果となりました。
また、今回の取り組みによって、ほぼSNS運用の初心者だった社内メンバーの方が、自分たちで運用できるようになったのも非常に大きな成果だと感じています。
マーケタープロフィール | |
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広告代理店に3年勤務し、SNS運用、インフルエンサーマーケティングの新規事業の立ち上げに従事。現在は、事業会社にてオンラインからオフラインの施策を運用中。 |
外部人材活用の成功の鍵は、社内と社外間の情報格差をなくすこと
SEOとSNS施策、これらをときには同時並行で行いながら企業としての認知拡大に努めた。結果として、流入の大幅な拡大につながり、少しずつ売上に対する貢献も見込めるような基盤が醸成できているそうだ。とはいえ、外部人材の登用を行い、スムーズに成果を出すまでには苦労することも多いと聞く。今回の事例では、どういった点を意識しながら取り組みを進めていたのか。
目の前の相手を社外の人だからと知らぬ間に線引きをしてしまうことがある。すると、お互いの考えがかみ合わなかったり、施策を進めるうえで実は重要な鍵を握っていたはずの情報を共有できなかったりということも起きるだろう。それを防ぐためには、普段のテキストやミーティングでのコミュニケーションの機会を増やし、社内メンバーと同じように接することがなによりも重要だ。
最後に、本取り組みを振り返りつつ、ミエルカコネクトによる外部人材活用のよさを語ってもらった。
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