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リスティング広告運用の副業の始め方は?副業・複業案件の探し方

リスティング広告運用の副業の始め方は?副業・複業案件の探し方

Google広告、Yahoo!広告、最近ではMicrosoft広告なども主流となってきたリスティング広告(検索連動型広告)の運用スキルを活かし、広告代理店や事業会社での本業とは別に、副業を始めたい方は多いと思います。

そこで今回は

  • リスティング広告のスキルを活かした副業・複業の始め方
  • 業務委託案件の探し方

などをデジタルマーケティング歴約20年、1900社以上を支援してきたマーケティング会社が運営する、プロフェッショナル人材マッチングサービス「ミエルカコネクト」が解説します。

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リスティング広告運用の副業は大きく分けて3パターン

リスティング広告運用の副業には、まず「自分自身がオーナーとなる場合」と「企業から検索連動型広告に関する業務を受託し、副業をする場合」の二通りがあります。

自身がオーナーとなる場合には「副業でアドアフィリエイトを行う」といったケースが挙げられます。そして「企業から検索連動型広告に関する業務を受託する場合」には、クライアントワークやディレクションといった働き方が挙げられます。

広告運用の副業3パターン

自身がオーナーの場合

「自身がオーナーとなる」場合、リスティング広告のスキルを活かした副業の代表例には「アドアフィリエイト」が挙げられます。アドアフィリエイトとは成果報酬型の広告を掲載したWebページに、Google広告やYahoo!広告を用いてユーザーを呼び込み、「会員登録」「購入完了」など成果地点に応じた報酬を得るものです。

広告代理店や事業会社から業務を受託する場合と比べれば参入障壁は低く、運用を始めるにあたっては実績も必要ありません。ただし広告費を自身で負担する必要があり、思うように成果が発生しない場合には赤字リスクがあります。

クライアントワークとしてリスティング広告運用を担当する場合

クライアントワークとしてリスティング広告運用の副業を行う場合、事業会社や広告代理店から運用業務を外注として請け負う形になります。

クライアントワークとは?

一般的に副業人材にリスティング広告運用を外注する場合、発注元には以下のようなニーズがあるケースが多いです。

  • リスティング広告運用の分析や各種改善提案を外注したい
  • 将来的な運用の内製化に向け、プロフェッショナル人材に伴走してもらいながら体制構築をしたい
  • 代理店の成果に不満があるため、アカウントの運用状況についてセカンドオピニオンが欲しい(※事業会社の場合)

こういったニーズに基づいて、既存アカウントの分析や競合の出稿状況の調査、KW設計や広告文の作成、入稿や配信成果のレポーティングなどを行います。それらの業務の遂行や成果物・納品に対して、報酬が支払われます。

事業会社が委託する代理店のディレクション

発注元が事業会社の場合、「代理店にリスティング広告の運用を外注しているものの、運用成果に不満がある」「社内にWebマーケティングの知見がある社員がいないため、レポーティング内容が適切か判断ができない」といったニーズもあります。

こうした場合は代理店と発注元で行われるミーティングへの出席や、セカンドオピニオンとしての既存アカウントの分析や改善提案、代理店への各種指示出しとディレクションなどが主な業務内容になります。

【注意点】広告文やキャンペーンの修正頻度や打ち合わせ頻度は要チェック

リスティング広告を出稿する事業会社や広告代理店では、毎日のように広告文修正やキャンペーン見直し、LP修正、予算最適化を繰り返すことも多いです。一方で極めて高頻度で、広告文修正などの作業やそれらに伴うミーティングがある場合、副業で受注することが難しい場合もあるでしょう。

つまり副業でリスティング広告運用に関する案件を受注する場合、「広告文などの修正頻度はどれくらいか」「打ち合わせ頻度はどれくらいか」「本業との兼ね合いに対するクライアント側の理解があるかどうか」などは事前に確認しておきましょう。

【注意点】実務未経験の場合、リスティング広告運用の副業は難しい

なおリスティング広告の運用は「全くの未経験者が行う副業」としては、難易度が高く、専門性が高いスキルを求められます。そのため実務未経験の場合、リスティング広告運用の副業は難しく、特に事業会社や代理店の支援や受託の案件を引き受けるのは困難です。

事業会社や広告代理店では、リスティング広告の月の予算が数百万円~1,000万円以上といったケースも多いです。すると未経験者が適切ではない広告出稿をしてしまうと、コンバージョンが思うように獲得できず、多額の損失を生む可能性があります。

よって副業人材に対しても、事業会社や広告代理店はリスティング広告運用に対する専門性の高さを求めます。もしもご自身がリスティング広告に関する知見がまだ浅い場合は、実務未経験ないしは実務経験が浅い人材を対象に求人を出している広告代理店に入社し、経験をより積むことを目指すと良いでしょう。

リスティング広告運用の副業を始めるまでの基本的な流れ

外部のプロフェッショナル人材に、リスティング広告の運用業務を依頼する際、クライアント企業はその人材を「育成対象」とは基本的に捉えません。つまり副業を始める際には「Web広告代理店などでの広告運用の経験」が求められます。これらの経験が無い場合は、副業を始める前に経験を積むことを優先しましょう。

その上で基本的なリスティング広告運用の副業の流れは以下の通りです。
(※あくまで一例であり、案件参画までの流れなどは案件やエージェントによって異なります)

リスティング広告運用の副業の流れ

まず副業案件への申し込み(※エージェントを利用する場合は求人紹介)をしたうえで、企業とのミーティング(面談)を経て、副業案件の契約を締結します。

契約開始後は、既存アカウントの分析や競合他社の出稿状況を調査し、アカウント構成を考え、入稿を行います。タグの設置や併用しているMAツールや各種SaaSとの連携が必要な場合、計測設定も実施します。そしてクライアント側による広告費の入金を経て、配信開始及びレポーティングへと至ります。

複数の検索エンジンへのリスティング広告出稿に対応する場合も

国内ではGoogleが検索エンジンのシェアを7割以上獲得(※2022年時点)しているため、運用担当者がリスティング広告の新規出稿や既存アカウントの分析・改善を行う場合も、まずは「Google広告」を利用するケースが多いです。

しかし、リスティング広告には「Yahoo!広告」「Microsoft広告」も存在しており、検索エンジン市場におけるシェアの観点で無視できる対象ではありません。たとえばPCでは、検索エンジンとしてBingのシェアは15%を超えています(※2022年時点)。またスマートフォンやタブレットでは、Yahoo!のシェアが20%ほど存在しています(※2022年時点)。

※出典:「令和5年版情報通信白書」(総務省)

よってリスティング広告運用の副業を行う場合、本業でGoogle広告しか担当したことが無い場合、Yahoo!広告やMicrosoft広告についても、可能であれば本業で経験を積んでおくと良いでしょう。副業で案件の発注元となるクライアントの商材や予算によっては、ニッチキーワードに対して複数の検索エンジンで広くリスティング広告を出稿する必要があります。そうしたクライアントに対して、検索エンジン3つでのリスティング広告運用を提案できることは武器になり得ます。

リスティング広告運用の副業・複業案件の探し方

企業から業務委託を受ける形で、リスティング広告運用の副業を始める場合「受注可能な副業・複業案件」を探す必要があります。副業案件を探す主な方法には「クラウドソーシング」「副業・フリーランス向けのエージェント」の2通りが挙げられます。

【予算規模が小さめの案件】クラウドソーシング

まずはクラウドワークスやランサーズに代表されるクラウドソーシングサービスで、リスティング広告の案件を受注するものです。発注主が個人事業主や中小企業のパターンが多く、ほぼ実務未経験の運用担当者であっても、予算が少額の運用案件を受注できる場合があります。

ただしクラウドソーシングを利用して案件を受注する場合、発注側の個人や中小企業が「運用型広告の外注」に慣れていないケースも多いです。将来的に契約トラブルなどに発生することが無いように、契約内容や業務範囲は明確にしておきましょう。

【予算規模が大きい案件】副業・フリーランス向けエージェントを利用する

月額予算が数百万円~1,000万円といった規模でリスティング広告を運用する事業者は、実務未経験者による応募が多い「クラウドソーシング」で副業案件の募集をすることはあまりありません。プロフェッショナル人材による広告運用を希望し、副業・フリーランス向けのエージェントを利用し、非公開求人の形で求人を行うことが多いです。

よって一定の予算規模がある案件や、信頼性が高い大手企業の副業案件などを探したい場合は、副業・フリーランス向けエージェントに登録して求人紹介を受けることをおすすめします。

どのエージェントを利用すれば良いか分からない方は、ぜひ弊社が運営するプロフェッショナル人材マッチングサービス「ミエルカコネクト」にご相談ください。ミエルカコネクトは約20年・1900社以上の支援実績のあるマーケティング会社が運営しており、知見のある営業担当による案件紹介や、厳選した大手企業の案件を多数取り揃えているところがポイントです。

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リスティング広告運用の副業・複業案件の報酬相場は?

リスティング広告運用の副業・複業を実際に業務委託として受注した場合、報酬相場はどの程度でしょうか。プロフェッショナル人材マッチングサービス「ミエルカコネクト」で取り扱いがある、リスティング広告に関連する案件を例に報酬相場をご紹介します。

リスティング広告の運用の場合

リスティング広告運用の副業案件の場合、報酬相場は「稼働日数」や「業務量と業務範囲」で大きく変わりますが、概ね月15~30万円が目安です。担当する業務の例は以下の通りです。

  • 広告配信媒体の選定や競合他社の出稿状況調査
  • 広告アカウント構築
  • 各種広告配信の設定、入稿、入札調整
  • レポーティング及び分析、改善提案
  • 広告文、バナー、ランディングページなどのクリエイティブ改善提案
  • 週1回の定例ミーティング

入札調整や広告文など各種クリエイティブの修正頻度、ミーティングの実施頻度によっても月額の報酬は変わり得ます。実際に副業案件の受注を行う場合は、事前の面談などで、自身の業務範囲をどこからどこまでにするか要件を明確に定義することもおすすめします。

広告代理店のディレクション業務を担当する場合

副業人材に対して、事業会社から「外注している広告代理店のディレクション業務」が委託されるケースがあります。この場合、発注元の企業には以下のようなニーズがあります。

  • 代理店が選定及び配信している広告媒体は、自社の広告宣伝目的に対して最適かアドバイスが欲しい
  • 広告アカウントの構成及び各種広告文、クリエイティブは最適化できているかチェックしてほしい
  • 代理店とのミーティングに出席し、必要に応じて代理店に対して適切な指示出しもしてほしい
  • (※必要に応じて)将来的な内製化に向けた支援をしてほしい

こうした業務を副業で担当する場合、報酬は月15~25万円前後が相場となり、稼働日数や業務範囲によっても金額感が上下します。

リスティング広告運用の副業・複業案件で高収入を得るために必要なことは?

リスティング広告運用の副業・複業案件で高収入を得るには、一言で言えば「クライアントの多様な広告ニーズに対して、様々な配信先媒体を提案し、なおかつ施策実行までワンストップで提供できること」が大切です。

リスティング広告の場合、Google広告だけでなくYahoo!広告やMicrosoft広告にも対応できることが望ましく、なおかつディスプレイ広告やMeta広告などその他の運用型広告にも対応できるとベターです。

たとえば弊社「ミエルカコネクト」でご支援しているマーケターの方で、月額の報酬が100万円を超える方の場合、運用型広告について以下のようなスキルセットをお持ちです(※一例)。こうしたスキルセットを武器に、リスティング広告を中心とした広告運用を複数社に対して実施しています。月に運用している広告予算の合計は数千万円ほどです。

■運用媒体

Google広告/YouTube広告/Yahoo!広告/Meta広告/X広告/LINE広告 など

■スキル

Web広告運用/アプリ広告/メディアプラン構築/LPO/EFO/アクセス解析/タグ設定 など

■実績

・美容医療業界 運用代行(実績:運用額2,000万円 成果CV数約1,500件)
・メタバース業界 運用代行(実績:運用額500万円、成果CV約250件)
・フィットネス系事業 広告ディレクション (実績:単月獲得件数での過去ギネスを記録)

クライアントの幅広いニーズに応え、リスティング広告の運用を中心としたソリューションを提案し、なおかつ丁寧な予算調整によってROAS(広告の費用対効果)を合わせつつ、月数千万円の広告予算をきちんと配信することができる方は、極めてクライアントから高評価を受けやすく、報酬の増額交渉や案件数の増加の余地も生まれやすいです。

リスティング広告運用の副業・複業案件を探す際の注意点

最後にリスティング広告の運用に関する副業・複業案件を探す際の注意点をいくつかご紹介します。

出社は必要か

まず出社の有無は確認しましょう。予算規模が大きい運用型広告の案件の場合、ABテストの実施頻度やその結果に伴い予算の再配分が頻繁に行われます。それに伴い、ミーティングの頻度も高いため、意思決定の速さを重視し、社員にも外注のスタッフにも出社を求める企業は多いです。

一方で副業人材の場合、平日に出社を求められても本業との兼ね合いで出社できないケースも多いでしょう。クライアントが出社を求める場合、副業案件を受注したとして「自分は本当に出社できるのか」を慎重に検討しましょう。

ミーティングの頻度

先にも述べた通り、広告文の修正やLPの修正、各種ABテスト、入札調整などが極めて頻繁に行われる企業の場合、ミーティングの頻度も増えやすいです。極めて高頻度でミーティングが発生する案件を副業で受注した場合、コミュニケーションコストの高さによって本業との兼ね合いが困難になったり、将来的に複数案件を受注することも難しくなる可能性があります。

広告費の立て替えについて

広告運用を代理店へ依頼する場合には、代理店が広告費を立て替えるケースがほとんどです。しかし、個人で業務を受ける場合には、広告費の立て替えは現実的ではないかつ、企業にとっても個人に依頼するのはリスクです。しかしクラウドソーシングなどで案件を請けた場合、発注者側にリスティング広告の知識が無く、運用担当者に広告費の立て替えを依頼してくる場合があります。可否は自身の判断で良いですが、万が一、広告費の立て替えを行ったうえで発注元と連絡が取れなくなった場合、大きな問題に発展する可能性があるのでご注意ください。

なお弊社「ミエルカコネクト」では、広告運用代行の案件を請ける際、基本的には固定の「業務委託費」として契約を結ぶケースが多く、広告費の立て替えをすることは現時点ではありません。

制作リソースについて

リスティング広告の運用では成果改善のために、広告文やバナー、LPなどのクリエイティブの修正や、継続したABテストが、頻繁に発生します。これらの修正を行うには、エンジニアやデザイナーの制作リソースを確保する必要があります。そうしたリソースがクライアントの社内にあるのかも確認しておきましょう。リソースが無い場合、LP修正やバナー修正での打ち手が極めて減りやすいためです。

広告運用の副業・複業案件を探すなら「ミエルカコネクト」

今回は、リスティング広告の運用経験がある方に向け「リスティング広告運用の副業の始め方」を解説しました。

もしこの記事を読んだうえで「自分に合う副業案件が見つかるかもしれないから、とりあえずエージェントに登録してみよう」と感じた方は、ぜひ「ミエルカコネクト」へ登録ください。

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この記事を書いた人

関 和音 / Seki Kazuto

関 和音 / Seki Kazuto

音楽ライターを経て、プログラミングスクールのオウンドメディアのSEOを担当。月間20万PVのサイトを月間100万PVにグロースさせた後、月間300万PVの女性向けキュレーションサイトのマネージャーを担当。独立後はフリーランスとして多くのクライアントのコンテンツマーケティングを行う。SEOはコンテンツマーケティング・DB型SEOの経験が豊富。他、広告運用、MA、サイト売買の知見や、趣味のプログラミングでSEOツールをPythonを使い自作するなど、エンジニア系集客や技術的知見が必要なものも執筆可能。

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