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SNS運用の業務委託でリソース不足解消!費用相場と成功事例を紹介

「SNS運用を業務委託すれば、社内のリソース不足は解消できるかな」
「担当者が他の業務と兼任していて十分な運用ができない」

このような悩みを抱えている企業にとって、SNS運用の業務委託は有効な手段の一つです。SNS運用には、コンテンツの企画・制作、投稿管理、フォロワー対応、データ分析など、多くの業務が含まれます。しかし、すべてを自社で対応しようとすると、大きな負担がかかります。

この記事では、SNS運用の業務委託で対応できる主な業務や費用相場、委託の流れについて解説します。なお、SNS戦略設計やマーケティング支援といったコンサルティングについて知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

参考:SNSコンサルとは?運用代行との違いや業務内容・費用相場・選ぶポイントも解説

SNS運用で業務委託できる主な業務

SNS運用には、アカウントの戦略設計から投稿・運用、データ分析まで、多くの業務が含まれます。SNS運用に関する以下の業務を委託することで、効率的にSNSを運用し、成果を最大化することが可能となります。

  • 戦略設計
  • コンテンツ制作
  • 投稿・運用
  • 効果測定・分析
  • 広告運用

それぞれ解説していきます。

(1)戦略設計

SNS運用の成功にはターゲット設定、コンテンツプランニングなど明確な戦略が必要です。どのSNS媒体を活用するかや、SNS媒体ごとにどのようなコンセプトを打ち出していくかも重要なポイントです。専門家によるデータ分析を基に戦略を策定することで、効果的な運用を実現しやすくなります。

また、ターゲットユーザーの分析には、ソーシャルメディアで発信されている情報を収集および分析ができるソーシャルリスニングツールを活用し、関心を引くコンテンツを調査することが重要です。競合アカウントの成功事例や失敗事例を参考にすることで、より効果的な運用計画を立案できます。

(2)コンテンツ制作

コンテンツ制作を専門家に業務委託することもできます。特にショート動画の人気が高まっており、InstagramのリールやTikTokの動画制作が必要になるケースも増えています。

プロのクリエイターによる投稿用の画像や動画の作成、キャッチコピーの考案は、ブランドイメージを向上させ、ユーザーの関心を引きつける要素となります。さらに、SNSごとに適したフォーマットを活用することで、投稿のパフォーマンスを最大化できます。

(3)投稿・運用

SNS運用ではただ投稿すればよいというだけでなく、適切なタイミングでの発信や継続的な投稿、フォロワーとの積極的な交流など、戦略性も求められます。投稿スケジュールを立ててもリソース不足で中々実行できなかった企業や、いつ投稿すればより効果的なのかがわからず悩んでいるという企業は、業務委託を活用することで戦略的なSNS運用が可能となるでしょう。日々の投稿・運用によりフォロワーとのコミュニケーションを強化することで、エンゲージメントの向上につなげることができます。

(4)効果測定・分析

SNS運用の成果を最大化するためには、定期的な効果測定と分析が欠かせません。業務委託を活用すれば、専門的なツールを駆使したデータ分析が可能になり、より精度の高い運用改善が実現できます。

例えば、X(旧Twitter)ではリポスト数、Instagramでは保存数など、プラットフォームごとに重要な指標が異なります。これらのデータを詳細に分析し、投稿の反応を可視化することで、戦略のブラッシュアップが可能になります。

また、もしインプレッションを増やすために広告を活用する場合には、SNS広告の分析とオーガニック投稿のパフォーマンスを併せて測定することが重要です。クリック率やコンバージョン率を評価し、どのコンテンツがユーザーの行動につながるのかを明確にすることで、より効果的な施策を打ち出すことにつながります。

(5)広告運用

必ずしも全てのプロジェクトでSNS広告を活用するわけではありませんが、アカウント立ち上げ初期や重要な投稿などは、広告を活用してインプレッションを増やす、フォロワー獲得を強化するという方法もあります。しかし、広告運用については専門的な領域も多いことから、自社運用では広告運用を改善するための観点がわからず、時間やコストがかかるリスクがあります。社内に広告運用に関する知見がない場合には、業務委託を活用することで、効率的に改善を回すのがよいでしょう。

ただし、SNS運用については広告を使わずオーガニックのみで伸ばすことも多いことから、全ての業務委託先が広告を運用できるわけではないため、注意が必要です。

SNS広告については以下で詳しく紹介しているので参考にしてください。

参考:主なSNS広告の費用相場と課金方式、出稿方法 | 目的別おすすめ媒体一覧も解説

SNS運用業務委託の費用相場とその内訳

SNS運用を業務委託する際の費用は、依頼する業務の内容や範囲、委託先の規模によって大きく異なります。例えば、個人フリーランスに依頼する場合と大手のSNS運用代行会社に依頼する場合では、実績や管理体制の違いから費用に幅があります。

SNS運用の費用は、以下のような要素によって変動します。

  • 依頼する業務の範囲:戦略設計のみの依頼か、コンテンツ制作・投稿・運用まで依頼するのかなど
  • 投稿頻度と内容のボリューム:1投稿あたりの制作コストが決まり、それに投稿数を掛け合わせた料金が発生 例:10投稿まで10万円など
  • 委託先の規模と実績:フリーランスに依頼する場合は比較的安価だが、実績豊富な企業に依頼すると管理体制や品質が保証されるため高額になりやすい
  • オプションの有無:インフルエンサー施策や広告運用、データ分析の深度によって追加費用が発生

委託する業務ごとの費用相場は以下となります。

(1)戦略設計

SNS運用を成功させるには、事前の戦略設計が欠かせません。ターゲット層の分析や競合調査を行い、最適なKPIを設定することで、運用の方向性を明確にできます。

施策項目 費用相場
SNSアカウントの現状分析 20万〜30万円程度/月
ターゲット分析・競合調査
投稿戦略・KPI設計

(2)コンテンツ制作

SNSで注目を集めるには、質の高いコンテンツが必要です。画像や動画、テキストのクリエイティブを専門家に依頼することで、ブランドイメージの向上にもつながります。

施策項目 費用相場
画像制作 3,000~3万円/本
動画制作 1万〜70万円/本
ハッシュタグ選定・投稿文作成 5万~20万円/月額

(3)投稿・運用

定期的な投稿やフォロワーとのコミュニケーションを継続することで、エンゲージメントを高められます。業務委託を活用すれば、運用の手間を減らしながら、安定した運営が可能になります。

施策項目 費用相場
投稿代行 5万〜20万円/月額
コメント・DM対応 3万〜50万円/月額
キャンペーン施策 10万〜100万円/回

(4)効果測定・分析

運用の成果を可視化し、継続的に改善を図ることで、より高いパフォーマンスを実現できます。データ分析を専門家に任せることで、効果的な施策の立案が可能になります。

施策項目 費用相場
SNS運用レポート作成 1万〜3万円/回
改善提案・運用コンサルティング 10万〜30万円/月額

(5)広告運用

SNS広告は、適切なターゲティングとクリエイティブの最適化が重要です。業務委託を活用することで、効果的な広告運用が可能になり、費用対効果の高い施策を実施できます。

施策項目 費用相場
SNS広告の設定・運用代行(月額) 10万〜50万円+運用手数料(10〜25%)/月額

具体的な作業や施策ごとの費用には幅がありますが、状況に合わせて必要なものを選択して、合計20万〜50万円程度での委託が多い傾向にあります。例えば、投稿内容の作成やその効果測定である基本的なSNS運用を委託する場合は月額20万円程度となりますが、戦略から運用、分析まで一貫して委託する場合は月額50万円程度~となります。

SNS運用の業務委託の具体的なプロセス

SNS運用の業務を外部に委託する際は、適切な業者を選定し、業務範囲を明確にした上で運用を進めることが重要です。具体的には以下のプロセスとなります。

  • 委託先の選定基準と比較ポイント
  • 業務範囲の定義と契約内容の確認
  • 業務開始後のフォローと継続的な改善

それぞれ解説していきます。

(1)委託先の選定基準と比較ポイント

SNS運用を委託する際、どの業者を選ぶかが成果に大きく影響します。以下のような選定基準で複数の業者を比較し、依頼する業務内容や予算に合ったパートナーを選定することが重要です。

選定基準 比較ポイント
実績・得意分野 過去の運用実績や得意とする業界を確認
対応範囲 戦略設計から投稿、分析までどこまで対応可能か
費用感 予算に合ったプランがあるか
コミュニケーション体制 定期的な報告や柔軟な対応が可能か
ツールの活用 運用の効率化やデータ分析の手法

(2)業務範囲の定義と契約内容の確認

契約後のトラブルを防ぐために、依頼する業務範囲を明確にし、事前に以下のポイントを確認しましょう。

  • 具体的な業務範囲:投稿作成のみや、戦略設計から包括的な対応など
  • 成果指標(KPI):フォロワー増加、エンゲージメント率向上など
  • 契約形態:スポット依頼、月額契約など
  • 対応フロー:投稿頻度、レポート提出のタイミングなど
  • 料金体系:固定報酬、成果報酬など
  • キャンセルポリシー:解約条件や違約金の有無
  • 秘密保持契約(NDA)の締結:業務委託先との情報共有を安全に行うため
  • トラブル時の対応策:業務遅延や成果物の不備があった場合の対応
  • 契約期間満了後のデータ引き継ぎ:投稿データや分析レポートの受け渡し方法

これらを事前に確認することで、スムーズな業務遂行につながります。

(3)業務開始後のフォローと継続的な改善

委託したSNS運用業務がスタートした後も、定期的に成果を振り返り、改善を続ける以下のことが重要となります。

  • 週次・月次でのレポート提出:投稿の反応やフォロワーの動向を共有
  • 改善施策の提案:トレンドを取り入れた投稿の企画、投稿時間の最適化など
  • 運用のPDCAサイクルを回す:試行錯誤しながら効果を最大化

SNS運用は短期間で成果が出るものではないため、定期的な分析と改善を繰り返しながら、長期的な視点で育てていくこととなります。

SNS運用を業務委託する際の検討ポイント

SNS運用業務を委託する際は、以下のポイントを押さえて検討することが重要です。

  • 業務範囲をどこまで任せるかを検討する
  • 自社のリソースとのバランスを考える
  • SNSプラットフォームごとの特性を理解する

それぞれ解説していきます。

(1)業務範囲をどこまで任せるかを検討する

SNS運用は継続的な業務となるので、SNS運用に関する業務をすべて委託し続ければ、自社内にノウハウは蓄積せず外部に依存することになります。可能であれば一部を内製化するようにし、例えば以下のような切り分けなど、業務範囲を明確に決めることが重要です。

  • 自社で担当:投稿テーマの決定、最終的な承認、社内情報の発信
  • 委託する業務:コンテンツ制作、投稿管理、データ分析

(2)自社のリソースとのバランスを考える

SNS運用においては、使用する画像素材の用意や投稿内容の確認作業が発生するなど、自社で対応せねばならない作業もあるため、社内で一定のリソースを確保できるかどうかも考慮する必要があります。効果的なSNS運用を進めていくには、自社のリソースとのバランスが重要となります。

例えば、社内にSNS運用の知見がある担当者がいる場合は、基本的な投稿は内製化し、専門性の高い広告運用やデータ分析を外注する方法もあります。一方で、SNS運用の知識が社内にない場合は、戦略設計や投稿管理まで包括的に委託する方が効率的です。

(3)SNSプラットフォームごとの特性を理解する

各SNSプラットフォームには、それぞれ異なる特徴があるため、委託する際は運用するプラットフォームに適した方法を選ぶ必要があります。

  • X(旧Twitter):リアルタイム性が高く、トレンドを活用した投稿が効果的。投稿頻度が多く、運用の工数がかかる。
  • Instagram:ビジュアル重視のため、画像や動画のクリエイティブが重要。リールやストーリーズの活用が求められる。
  • TikTok:ショート動画を活用し、エンタメ要素を取り入れた運用が必要。バズるコンテンツを狙う戦略が求められる。

それぞれのプラットフォームの特性を理解し、運用目的に合ったSNSブランディングが大切です。SNSブランディングについては以下の記事で紹介しています。

参考:【広報担当必見】失敗しないSNSブランディングとは?

SNS業務を委託した成功事例

SNS運用を業務委託することでどのような成果が得られるのか、以下の具体的な事例を通してそれぞれの課題と成果を紹介します。

  • 株式会社ドリームブロッサム(ECサイト運営)
  • 株式会社鈴木ハーブ研究所(化粧品販売)
  • 株式会社からだにいいこと(雑誌メディア)

それぞれ紹介していきます。

事例1:株式会社ドリームブロッサム(ECサイト運営)

株式会社ドリームブロッサム様

課題

ECサイトを運営しており、認知・集客チャネルとして公式SNSを運用しているものの伸び悩んでいた。社内にSNSの専門的な知見がなかったため、効果的なSNS運用ができる体制を整える必要があった。

施策

  • SNSを活用した認知・集客強化を実施
  • 投稿コンテンツの最適化と継続的な発信
  • ユーザーとのエンゲージメント向上施策を実施

成果

  • ページビュー数も10万に
  • SNSフォロワー数が5.5倍に成長
  • 伴走支援で社内育成も実現
参考:https://mieruca-connect.com/casestudy/dreamblossom/

事例2:株式会社鈴木ハーブ研究所(化粧品販売)

株式会社鈴木ハーブ研究所様

課題

X(旧Twitter)のフォロワー数が伸び悩んでおり、エンゲージメント率も低いため、運用方法の見直しが必要だった。

施策

  • X(旧Twitter)キャンペーン企画を実施し、認知を獲得
  • ユーザーとの個別コミュニケーションを強化

成果

  • 1年でフォロワー数が4倍に増加
  • エンゲージメント率が3倍に向上
参考:https://mieruca-connect.com/casestudy/suzuki-herb/

事例3:株式会社からだにいいこと(雑誌メディア)

株式会社からだにいいこと様

課題

時代の流れに合わせて紙媒体から、Webメディアを立ち上げたものの、Webに関する知見が社内になく、流入を増やすことに苦戦していた。また自然検索からの流入のみに頼っていたことも課題であった。

施策

  • 安定したメディア運用の実現のため、新たな集客チャネルを構築しリスクを分散させるべく、Instagramの運用に注力
  • フォロワー獲得のために、雑誌の告知や日常系の投稿から、プレゼントキャンペーンや悩み・自己啓発系の投稿に

成果

  • 半年でフォロワー数が3倍に増加
  • 投稿のリーチ数が大幅に向上
参考:https://mieruca-connect.com/casestudy/karakoto/

SNS運用業務のリソース不足はミエルカコネクトへ

SNS運用業務のリソース不足はミエルカコネクトへ

この記事ではSNS業務を委託できる業務内容と費用相場を中心に、SNS運用の業務委託の具体的なプロセスや業務委託する際の検討ポイント、成功事例について紹介しました。

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