SEOコンサルティングって実際に何するの?主な施策内容と見込まれる改善効果
SEOコンサルティングとは、Webサイトの検索エンジン上の順位を上げるための「SEO施策」をサポートするサービスです。SEO施策により、Webサイトの集客力が高まります
本記事では、実際のSEOコンサルティングが行う施策内容や流れなどについて、詳しく解説します。
目次
SEOコンサルティングの主な施策内容 | 具体的にコンサルは何をするの?
SEOコンサルティングが行う主な施策は、顧客のWebサイトを上位表示させるための「SEO対策(検索エンジン最適化)」の戦略策定です。そのうえで、Webサイトの売上と集客力を高めるなどの成果を出します。
また「事前調査だけ依頼したい」など、上記4ステップの一部のみを依頼することも可能。「サイトリリース後に集客できていない」「自社のSEO対策が正しかったか振り返りたい」など、自社の課題に応じて柔軟なコンサルも依頼できます。
ここからは、上記4ステップそれぞれの施策内容について解説します。
ステップ1:SEO対策の実施に当たっての事前調査
ステップ1では以下のような点について、SEO対策を実施する前の事前調査を行います。
- どのサービスに集客したいのか
- どのような人を集客したいのか
- ベンチマークとすべき競合は何か
集客可能なキーワードはトータルで月間何回くらい検索されており、自社はそのうちどれくらい取れそうなのかなど、入念なリサーチのうえで報告します
よくあるSEOの失敗事例は、競合が強い「レッドオーシャン」に十分なリサーチなしで挑もうとしているケース。それとは対照的に、コンテンツを出してもほとんど流入が見込めないような、ニッチすぎるマーケットに参入しようとしているケースもあります。
その中間の「後発で参入してもある程度の流入が見込めるマーケット」を狙うことが、施策の立ち上げ時には現実的です。競合が強い「巨大だがレッドオーシャン」のマーケットには、サイトの立ち上げがうまくいってから、撤退基準を明確化したうえで少しずつチャレンジしていくのが現実的です。
こうした調査が失敗すると、その後の施策もうまくいかなくなるので、専門知識があるSEOコンサルタントに依頼しましょう。コンサルに依頼すると、以下のような現状調査・設計が可能となります。
作業項目 | 作業内容 |
---|---|
SEO設計 | 課題点を明確化したうえで、ユーザーの検索ニーズを行い、キーワード選定やサイト構造の設計を行います |
テンプレート設計 | 検索エンジンとユーザーを意識して、HTML・リンク構造のテンプレートを作成します |
カテゴリ設計 | 検索ニーズから、コンテンツを分類するためのカテゴリを設計します |
技術コンサルティング | SEO設計で洗い出した、技術要件のコンサルティングを行います |
外部施策のアドバイス | 保有サイトやSNSなど、外部サイトやサービスを活用した施策を提案します |
リリース前後のテスト | サイトリリースの前に、テストサーバーでテストを行い、要件をすべてクリアした段階でリリースします |
ステップ2:施策の実行およびコンテンツ制作
ステップ1で立てた戦略に沿って、必要な施策を実行していきます。クライアントの要望に応じて、コンテンツ制作まで一気通貫で引き受けるSEOコンサルティングの事業者やフリーランスも多いです。
最も重要なことは、ユーザーニーズを満たし、検索順位で上位を取れるコンテンツの制作です。しかしステップ1で立てた内容に沿ったコンテンツ制作の実行は、社内の教育コストが高いことがあります。SEO記事の制作経験などがないと、スピーディーかつ正確な実行が難しいからです。
そのため、「SEOに強い記事の書き方が分からない」「コンテンツ制作の効率が悪い」などの場合、SEOコンサルタントに一任するといいでしょう。 一方で自社でコンテンツ制作を行いたい場合は、以下の記事をご参考ください。キーワード選定から効果測定まで、SEO対策のステップをすべて解説しています。
SEO対策を自分で行うための8ステップ | キーワード選定から競合調査まで
ステップ3:施策の振り返りとコンテンツ拡充
ステップ2で行った施策を振り返り、さらにコンテンツを拡充して流入の拡大を目指します。後述のステップ4との違いは、ステップ3は新規顧客の「集客」を重視し、ステップ4ではその先のリード獲得を意識することです。
集客力を高めるためには、当然ながら検索順位で上位を取る必要があります。しかし、必ずしも事前の戦略設計どおりに進むわけではありません。丁寧な効果測定を行い、どこに問題があるかを分析し、SEO施策やコンテンツを改善していく必要があります。
ステップ4:リード獲得支援
冒頭で解説したとおり、SEOとコンテンツマーケティングは新規顧客の獲得手法のひとつであり、その目的はリスト取得やリード獲得。ステップ3までの段階で、新規顧客を「集客」できていてもフォームで離脱することや、そもそもフォームへの到達率が低いなど「申し込み」に繋がらないこともあります。
新規顧客をリードへ引き上げるためには、全体的なサイト改善が必須。コンテンツの導線設計やEFO(入力フォーム最適化)などにも、このステップで着手できます。
SEOコンサルティングの導入がおすすめのケース
SEOコンサルティングの導入は、以下4つのケースで特におすすめです。
- 現在のSEO対策に不安がある
- SEOの課題を把握しておきたい
- サイトのリニューアル計画がある
- SEOの最新情報を取得したい
「現状の施策が上手くいっていない」「そもそも上手くいっているか分からない」場合、前述したようにコンサルが企業の課題や現在のサイトを分析し、現状を把握・改善するための的確な答えを出します。
サイトのリニューアルにより、検索流入が減るケースは多々あります。こちらも事前の調査と要件定義を行うことで、むしろリニューアル前より検索順位が上がることも。「特に問題はないが最新情報がほしい」などの場合も、SEOコンサルが情報を提供します。
SEOコンサルティングについてよくある質問
SEOコンサルティングについてよくある質問をまとめました。
サイトリニューアル時のSEO設計をコンサルタントに依頼することは可能ですか?
サイトリニューアル時のSEO設計もコンサルに依頼できます
こうしたサイト構造の整理や設計は、SEO上、とても重要な施策であり専門家に相談する価値があります。
検索順位が大幅に下降したサイトの立て直しは可能ですか?
検索順位が下降した原因が、Googleによるペナルティや、ブラックハットSEO(Googleのウェブマスター向けガイドラインに準拠しないスパム的なSEO手法)によるものでなければ、サイト構造の整理やコンテンツの再作成で回復することが多いです。
SEOコンサルティングにかかる費用はどれくらい?
たとえばミエルカコネクトでフリーランスにSEOコンサルティングを依頼する場合、そのフリーランスのスキルや依頼する業務範囲、工数にもよりますが、月額20万~30万円がひとつの目安となります。
コンサルティングを受けたうえで将来的にインハウス化することは可能?
将来的なインハウス化も可能です。またミエルカコネクトを利用する場合、将来的な正社員登用を視野に入れたうえでのフリーランス紹介の依頼もできます。
SEO施策の高度な運用ならミエルカコネクトで、一流フリーランスを活用!
SEOコンサルの具体的な施策内容について解説しました。SEOコンサルの施策は、事前調査・コンテンツ制作・効果測定・リード獲得支援など多岐にわたります。SEO対策は社内で行うことも可能ではありますが、実際にはコンテンツ制作やリード獲得などで躓くことも多いです。
そこでSEO施策を運用するにあたり、フリーランスや副業のコンサルに依頼してみてはいかがでしょうか。SEO運用の高度なナレッジとノウハウがある担当者が、メンバーとして現場にコミットします。
ミエルカコネクトでは、企業の課題や目的に合わせて、最適なマーケターをご紹介します。SEO施策の運用でお悩みの場合は、ぜひご相談ください。
この記事を書いた人
関 和音 / Seki Kazuto
音楽ライターを経て、プログラミングスクールのオウンドメディアのSEOを担当。月間20万PVのサイトを月間100万PVにグロースさせた後、月間300万PVの女性向けキュレーションサイトのマネージャーを担当。独立後はフリーランスとして多くのクライアントのコンテンツマーケティングを行う。SEOはコンテンツマーケティング・DB型SEOの経験が豊富。他、広告運用、MA、サイト売買の知見や、趣味のプログラミングでSEOツールをPythonを使い自作するなど、エンジニア系集客や技術的知見が必要なものも執筆可能。
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